◆小耳書房◆
小説・漫画・ラノベ・BL、読書レビューを中心に、
ぐうたらアラフィフの呟きと呑みと音楽のblog。
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バッドカンパニー/深町秋生
沖縄休暇を満喫していた有道は「金になる」仕事のために女社長に呼び戻される。「金になる」仕事とはつまり、それだけ危険な仕事ということだ。案の定、暴力団の売り上げを狙う輩は銃に刃物にカーチェイス、挙句の果てには…。
有道の務める「NASヒューマンサービス」はおもに軍隊出身者や元警官で構成される人材派遣会社。警備や要人警護といったまともな仕事をやる一方、法に触れるような暴力沙汰も引き受ける。要は金さえ払えば暴力団だろうと敵にも味方にもなるってことだ。
深町さん、好きだ。やっぱり読みやすいし、スピード感があって面白い。
「うどうさん」? え? 風間一輝ファンとしては一行目のその名前で興奮してしまいますが、あちらのうどうさんより、ちょっとやかましく、ちょっとナメられてて、ちょっと情にもろく、そして下戸。
女社長が同年くらいのはずなのに、やたらアシライがうまい。拝金主義でイカれている。誰もが認めるほど、イカれているのでむしろすがすがしい。
ハードボイルドで雇い主に頭が上がらないのに常に吠えまくってて、いつか噛みついてやろうとしながら、永遠にこき使われてる系の無茶苦茶やるタイプの男の話ってありますけど、これはそれらの中でも結構コミカルな感じがするな。
柴、名前からして柴犬とか有道に言われて、クールに無視するかと思いきや、毎回吠え返してるし、この人も面白い。女社長のセリフも気持ちよいし、「有道、ダメよ。お座り」には笑った。
これはシリーズ化してほしいなぁ。
鈴木ごっこ/木下半太
大阪新町でカフェを運営していたわたしのもとにある日スキンヘッドがやってきて、夫の浮気が原因で借金2500万円を求められる。返済のための男の提案は「鈴木になること」。世田谷の家に鈴木になるために4人が集められた…。
鈴木一家になってどうして一人頭2500万円を返せるのか。
赤の他人同士が家族ごっこしたところで、金にはならない。彼らに与えられたミッションはなんなのか?
そんなことを呆然と考えながらも、借金抱える人たちの事情。彼らの元の生活の中にいる家族への思い。4人が生活することでほっそりとした希望の光が見えてくる。…のに。。。
という心地よいほどのどんでん返しというより、裏切りが待っていて、「ああ、そうですよねー」って感じで終わる。
読みやすい。エンタメとしては面白い本ですね。
6月に読んだ本(2016年)
梅雨ですね、気圧が低いせいかずっと頭重たい感じです。
っていうか、鼻炎が治りません。
アレルギーテストをしたときはスギ花粉と害虫がでましたが、ハウスダストはありませんでした。
おっかしいですね、部屋の中にいるときひたすら水のような鼻水が垂れまくってどうにもならないってのを、もうずっと昔からなんですけどー。。。ハウスダストではなかったです。
スギはとっくに終わってるのに、まだ垂れるんですわー。
寝てる最中にも寝返った瞬間に来るんですよね、あふれる感じ? ってことで鼻かむために起きたりね。
メンドクサイ。
つーことで毎日風邪薬飲んでますよ、そりゃ頭も重たいわ。
天地明察を買ったのよ、ちょっとずつ読んでたけど、読メにも記録してない。
もう一回読み直すか。
2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:945ページ
ナイス数:87ナイス
鈴木ごっこ (幻冬舎文庫)の感想
そっかぁ。ダメ人間でも心を入れ替え、寄り添う人と助け合えれば…って小さな水風船のように膨らんだ希望がぱしゃんとはじけるラストでした。面白い。さくっと読める。
読了日:6月20日 著者:木下半太
はたらく細胞(3) (シリウスKC)の感想
「ふくふくー」には笑った。見た目で信用しちゃいかんな。つか、記憶細胞が未来予知とか、ボケもいいところ。体の不調って奥深いねぇ。ニキビもこんな大きな戦いなのねー。読み終わるたび思うけど、白血球増やさないといかんな♪
読了日:6月20日 著者:清水茜
鵼の絵師 4 (Nemuki+コミックス)の感想
ようやくの続巻なので、ゆっくり読みました。「ほういちの恋」がいいですね。「鬼の肖像」はいくらなんでもそんな絵は…と思ったけど、ま、説得力はあるよね。あのめんどくさい子は今後も出てくるのかしら、ねw 今回の表紙好き。
読了日:6月20日 著者:猪川朱美
何者 (新潮文庫)の感想
転職しない人間って今どれだけの割合なのかしらないけど、何度目かの転職が終わって読む私としては、光太郎の言った「就活得意なだけ」「ピーマン嫌いとか…」ってのなるほどなと思った。就活うまくても、ずっと職場うまく仕事していくことは難しいかもしれない。SNSじゃなくてもTPOわかってなければ弾かれるだろ。自分が劣ってたとしても理香だけは好きになれん。
読了日:6月5日 著者:朝井リョウ
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