片雲さくら

もうね…そろそろね

今月に入ってからちょっと忙しくなって、
通い続けてた整体もついにキャンセル続きで、
時間が読めないね。

つーことで、残業代は出るというものの、残業申請はなかなか通らないので
結局無償残業続きなんだけど、
それでも終わんなくて週末は必ずなんかしら持ち帰り仕事をしているが、
きっと今だけだろうという淡い期待をもちつつ…。

明日はついに辞令式だそうで、ホントに社員になれるようだぞ。
もうね、そろそろホントにここらで、いいかげん
最後の職場になってほしい。
もう転職したくないわー。

忙しいといっても前のカイシャは
仕事ノロいやつが残業してて「偉い!」って褒められるような糞カイシャだったから
する気もなかったけど、
今の職場の場合、あれこれ指導入ってすぐこなしたいって気持ちで残ってるときが多いので
無駄だとは思わないし。
ま、スケジュール立てて仕事してんのに、あれやこれやと後から追加してきといて
「まだ?」って言われると「は?」って思うけども
こういうことはママあることだから、それを見越して余裕あるけどバレないスケジュール立てをするべきと横の人が教えてくれたりするので、なるほどと思いつつ、今回は頑張るしかないと思ったり。

忙しいっていっても月15時間残業くらいじゃ、世の中の同じ職種の人が8割怒るだろうねw
でもさ、他の人は残業代でるのに私だけって思うとなんか納得いかないのよ…。
ま、試用期間だしっと思って無償くらい我慢するか。
って、社員になるまえにほんのちょっと、文句いってみる。
…あとは祝日も出勤ってところがねー、なんとかなればいいねぇ。

 
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片雲さくら

喪国 Revolution/五條瑛

評価:
五條 瑛
双葉社
¥ 960
(2016-01-13)

「革命を起こさないか、この国に」そのセリフを遥か昔に、口にしたものがいたのだ。必ずや。信頼できる友がいたとしても命は永遠ではない。血は水より濃くとも能力や知性、あるいは感情が古くからの約束を守るとも限らない。
目的は礎となることもあれば重石となることもある。人は完成されたものではないからこそ、金のため、家族のため、友のため、国のため、または何故巻き込まれたのかわからないまま翻弄される者もいて、信頼が姿を変えるとき、人それぞれの結論を選ぶ。


それにしても、この巻はやっぱりというか、あらゆる人の殺意に満ちていて、読むのは疲れるものだった。
マルイチ、今頃出てきた新しいキーマンだけど、もしかして、こいつさえ最初っから誰かがつかんでたら、3人の結束は要らなかったりしないのか? と頭の悪い私は思う。
それでも、あの人この人の結末が早く知りたいような知りたくないような気がして、ホントにゆっくりゆっくり読んだ。


ゆっくり読みすぎたせいか、これが本当に革命なのか? って気持ちのほうが強かった。ああ、そうか、ファービーが蔓延してるってことだったから、こんな風に身近なところで暴動が起きても大半は静かに収まるまでテレビでも眺めているだけなのか。
無理やり作った外人排除の法律と金が欲しい、権力が欲しい人たちの諍いが炎上してるだけっぽいのは気のせいなのか。


っていうか、サーシャは万全の人なのだと思っていた。
すべて、大局の隅っこの貧乏少年少女のかなわぬ恋も、男に弄ばれる青年も、復讐って言葉を植え付けられた人も、どう転んでも裏切られる運命人間もすべて、サーシャの掌で転がされていることなのだと思ってたけど、思いもよらないことだったのか?
それは結構なショックだった。
路上の人々が逆上して見境いなく殺し合いを初めても、白いコートに真っ赤なバラの花束を持って、堂々と通り抜ける人だと思っていた。
亮司、彼はもうちょっと人間っぽいみたいだから大丈夫だぞ、って言いたくなってしまう。


巻が進むごとに屍の山が増えていくが、最初のころほど、傷つけ方半端ない表現は減ってたので、それほどぞっとすることはなくなってきた気がする。
読む前に誰が生き残るのか考えていたが、予想より生き残る人が多かった。
大川なんて殺したって死なないと誰もが認めるような汚い男なんだから、櫂に追わせるなんて…と思った。
割と好きだったのが寺田一紀。ご主人さまのために犬になると首輪のスミまでいれちゃう狂犬、こいつは最後まで犬だった。ご主人さまもこいつが後ろで横で、激しい息遣いでまとわりついているからこそ、道を選べたのではないだろうか。


キラがサーシャに殺意を持ってたってのはすっかり忘れてた? なぜだ?
スミレ、健気さを持ったまま強くなった。
「革命を起こさないか、この国に」そのセリフにもっとも動かされたのはスミレであって、その言葉を吐いた人に動かされたのが亮司なのかもしれない。
これが革命だったとすると、革命後の世界でうまく統率する立場にいるのはキラたちだろう。と、希望的観測はそうなる。
逆にハトはやっぱり裏切りの星の下に、誰のそばにいようとどの世界にいようとそうなるのかと思うと、あまりにもかわいそうな人だった。


すべてが完結していないということで、読んだ人それぞれで解決するしかないわけだが、とにかく完結してしまったらしい。
でも、ずっと一緒に革命を夢見せられ、いろんな人達に希望や哀愁、愛着を持ってこのシリーズを待ち続けていた。というより共に生きていた。作品の中の一部だった、サーシャの掌で転がされてた、って気分に酔わせてもらってた。
楽しかった。酔わされた。五條先生、いい作品をありがとうございます。
お疲れさまでした。
時間をとってじっくり読み返してみたいと思う。


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