◆小耳書房◆
片雲さくらの讀殺書店。
小説・漫画・ラノベ・BL、読書レビューを中心に、
ぐうたらアラフィフの呟きと呑みと音楽のblog。
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2014.11.30 Sunday 20:47
悪意のクイーン/井上 剛
これからもバリバリ仕事をするつもりだった亜矢子だったが、計算外の出産により育児のため休職。以来、夫との仲にも不穏な空気が。なによりも亜矢子を悩ませているのはママ友仲間の麻友の存在だった。最初からあまり肌が合わないと思っていたものの、コミュニティーを作って会うようになってから理不尽な嫌がらせを…。
うーん。お育ちからして小さい頃からエリートで、仕事してからも失敗なく、自分が知的で判断力も感性も他人に劣っていないと思っている女ってどうよ。
口を開けば自分の自慢と知性のひけらかしで、誰が楽しいと思うんだろうと思うのは、レベルが違うからですか? そりゃどうも。でもね、女子力やファッションや通販なんか、その場の人が感心を持つ話をする奴が必ずしも、貧民で低能で品がない人間だとは思えないんだよね。
だからといって、麻友と話があうとは思わないけど、そこまで我慢してつまんない人と付き合うメリットってなんかあるの?
血的で判断力もあるっつーなら、さっさと抜けろよ。話合うわけないじゃん。くだらねぇ。そもそも、その状態で親切にしてくれるからって時恵みたいなうさんくさい存在を信用するな。困ってたら助けてくれる人は必ずいるものと思っているクイーン素質が招いた話だよね。…と思った。そもそもが小学生のレベルなイジメでしょ。
ついでに言えば、時恵の父の自殺の直接の原因は銀行でそんなこと言ってしまったオマエのせいではないのか?
人の悪意はどこにでも転がっている。
自分の行動を棚に上げれば、いっくらでも他人のせいにしてとことん恨み、復讐をはらすためなら死をも厭わない、あるいは殺人さえも正当防衛?
悪意を持って接してくる人間と、「悪気はなかったの〜」と笑うヤツとどっちが怖いか。だと思うんだけどねぇ。感情移入? 誰にできるの?
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