◆小耳書房◆
小説・漫画・ラノベ・BL、読書レビューを中心に、
ぐうたらアラフィフの呟きと呑みと音楽のblog。
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2013年、ありがとうございました
いつも読んでくれてる方も、たまたま遊びにきてくれた方も
ありがとうございました。
そろそろブラウザが対応しないようなので、OSをあげることを考えないといけないみたいですが、
めんどくさいです。
そういえば、テレビも見れるからって買ったPCなのにまだ繋げてません。
いまだにブラウン管ですというと笑われますが、そろそろ考えないとね。
そのためには部屋の模様替えもしないといけないわけで。
いろいろめんどうです。
めんどうって言葉ばかりを吐くようになった気がします。
これぞ老化ですかね。
行動力というものがないです。
そうこうしていくときっとゴミをためこんでゴミ屋敷になるんだよと言われますが、
ゴミをゴミの日以外も出せる物件なので、幸いそんな恐怖はありません。
ただ、掃除機が掃除機とは認められないほど働かなくなったので、
あまりやらなくなったかも。
年明け早々にでも胸踊るような家電を買いたいと思います。
今年、元同僚と、昔仲良くしてくれた友人を癌で亡くしました。
葬式に呼ばれるような間柄ではないので、
そういえばここ20年くらい冠婚葬祭の席に出向いたことがないということに気づきました。
そりゃどうでもいいとして。
昔仲良くしてくれた友人。
漫画を描いてたので、アシスタントをしにきてくれました。
メシをつくるのも上手くて、ベタ塗りするより料理してくれって感じで
仕事終わりにメシスタントにもきてくれました。
ぶり大根やら、カレイの煮つけやら、驚きの料理を作ってくれました。
美味かった。
漫画にかかわらなくなってから、仲は自然消滅して10年くらいですかね。
報せを聞いたときは、そんな昔のことがやたら鮮明に思い出されて久々に泣きました。
人とのつながりはもっと、大切にしないといかんなと改めて思いました。
この年になって、まだ家庭もなく、
仕事も安定しない。
なにやってんだろうと思いますが、
自分に失望せずに来年もひとつひとつを片づけながら
頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
よいお年を。
光/三浦しをん
海と山に囲まれた美しい美浜島。美しい同級生の美花とのセックスを覚えたばかりの信之は、輔を鬱陶しく思っていた。輔は島のだれもが知るほど父親に虐待を受けていたのだ。そんなある夜、津波に襲われた美浜島は彼ら3人と極わずかの人を残して死の島となる。呆然とする彼らはさらなる事件に…。
それから20年。妻子ある家庭を持った信之の前に輔が現れるのだった。
島の大人も子供も皆が知っているほど虐待され続けた輔は、津波が来たと喜びます。
願ったとおり父親も含めて死んでしまえばいいと。だが思うとおりにはいかず。
そんな輔が後をついて回ることに信之は鬱陶しさを覚えていた。
津波と事件のあと、それぞれはちりじりになるのだが、20年後、執念を持って輔は信之の前に現れる。
人の持ってるものを欲しがるような鬱陶しい奴は、たとえ憐れな身の上だろうとやはり守ってやろうという気になれないのはわかるけれど、輔の沸点は理解しがたい気がした。信之の妻と計画的に不倫を画策するくせに、信之の前では借りてきた猫以下。
20年も経てば酔っ払った父親が暴力を振るったところで、心理的に抵抗できないとしても子どもの頃とは違うはずだ。強いカードを持っているのはあくまでも輔なのに、何故強欲に押しとおさないのか、わからない。
自分の娘があまりかわいいと思えない南海子もまた、いつ暴力に走るか、目に見える感じで話が進むところはうまいなと思った。信之失踪後の崩壊っぷりは想定内のことだろうが、夫の職場の人間にも打ち明けられずというのは予想外だった。私なら誰かれ構わず不安を吐露する。それでも信之にとっては彼女がどんな行動をしようと嗤うだけで、大した影響はないのだろうか。
なら、美花だって同じ、ただの女だ。言った言わないも、真贋も、質すことさえ無意味だ。
あまり肉付けされてないので、なんとなく2時間サスペンスみたいな気分で読んでたけど、殺伐とした言葉が淡々と綴られていくので重い気分になります。
人以下の人間と称する場合、私は害虫程度に生き物だと思っているから、相手をかなり不快に思うことはあるけど、「人は所詮一本の筒」とか「穴」とかいう見解をされてしまうと性的なことより無機質なものに感じて、空恐ろしい。
そう考えると、津波や虐待、性欲も暴力、母親のヒステリーも暴力なら娘の我儘も母親にとっては暴力。大小こそあるがすべて暴力だというなら、人を人と思わないこと、愛せないことも暴力なのかもしれない。
「暴力は、帰ってくるのだ」ということについて、解説を読んでもいまいち理解できなかったけど、そう結論着けると「帰ってくる」という言葉も納得できる。
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秋好英明事件/島田荘司
真夜中に血だらけのネグリジェで、派出所に飛びこんできた女は興奮状態で家族が皆殺しにされたと訴えていた。昭和51年6月、福岡県飯塚市。
犯人とされた秋好なる男は前科3犯、虚言癖があり、賭博好きということから有罪は明らかだったが、過去と裁判の記録をたどることによってその事件の核心に迫る。
ミステリー好きということで同僚と話をしたが、私はホラーを、相手はこれを薦めてきたわけで。
事件に至った理由ということで、この秋好という男の生まれから事件に至るまでがこと細かに描かれている。
前科について、転職について。正当な、自分や自分の大切な人の尊厳を守るために全うな理由とも思えるようなことで、罪をかぶったり、やむを得ず転職をしてるようにも思うが、それはあとからならどうにで正当化できるといわれればそれまで。
転職、私も比較できないほど繰り返している。給金が払われない、上司が不正行為をなすりつける、同じ空気を吸いたくない人間(とも思えない害虫がいる)…などととてもくだらない理由に耐えられず、ここで我慢する理由が見つけられず転職してたりするわけで、些細な理由で転職することを「堪え性のない人間になったのだ」と一刀両断されてしまえば、そりゃ言い訳もできない。所詮他人にとっては、理解しがたい理由なのだろうさ、と自棄になるし、落ち込みもする。
読んで一番感じたとこはそこかなぁ。と薦めた人に感想を漏らしたら、「監獄にいないだけ頑張ってる証拠です」と前向きなお言葉を頂いた。
うん、きっと一歩を、あちら側に踏み出すのは簡単なのだと思う。けど、留まっているだけ頑張っているということかもしれない。…なんて意見はヤバイか?
最近では尼崎事件なんかもあったから、この富江という頭が少し弱い女の苦しすぎる嘘、言い訳、心変わりも仕方ないと思う。
どんなことを言われてもこの女を守ると決めたなら貫いてもよかったように思うが、これが堪え性がないということなのかとも納得したりもする。結局成遂げることはなにひとつできないのかもしれない。自分と重ねて嫌な気持ちになった。
死刑となったがまだ執行はされておらず、裁判で訴えられたことが事実だとすると、警察に不利な証拠が隠されているようで、明らかに不当な気はする。
ただ、未だ彼のために頑張っている筆者やそのほかの人たちには申し訳ないが、この本を読んだ自分の素直な感想としては、彼のうっかり癖や、飲酒の量を考えると、言ってること全てを信用する気にはなれないけど。
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11月に読んだ本(2013年)
最近、ハラの調子がよくないんですよ。
ゲ○ではないんですけど、朝起きるまで我慢できないほど明け方に目が覚めてトイレに行くと激しく出ます。
暫く便意が止まらないので、会社休んだりして。
この時期なのでノロウィルスとかかなぁと思ったりしたけど、ちょっと違う。
思い当たるとすれば…
1.スーパーで買ったタマゴがひび割れてたけど、自分がぶつけたとも限らないのでとりあえず加熱して食った。
2.ハイボールに嵌って炭酸水500mlをそのまま飲んだり、酒割ったりに使いつつ、ここ2週間毎日欠かさず飲んでた。
3.毎日黒酢を飲んでるが最近、コップ一杯分くらい飲んでる。
食うとすぐ下から流れるので、最近昼抜きです。
全部一気にやめたので、どれが原因かわからないが、タマゴはとりあえず捨てた。
酒は日本酒に変えた。
黒酢は焼酎割りにつかってたが、これも日本酒に替えたことで解消。
とりあえず、休肝日をもてば大丈夫かな?
2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:575ページ
ナイス数:40ナイス
さよならソルシエ 2 (フラワーコミックスアルファ)の感想
は? 終わり? と思う多くの作品は納得できないほどまとまられてないまま尻切れだからですが、これもやっぱりそう。謎が多い人物だからってこれでは…。怒という感情が欠落している人間が哀愁や歓びを理解できるのか、理解しなまま「絵を描くのが好き」だから書いてたなんて納得しがたい。またテオ含め周辺もアートが好きというより認められないイデオロギーに歪み過ぎてて、がっかりな作品でした。
読了日:11月30日 著者:穂積
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)の感想
夜市ほどの驚きや面白みというのはなかったかな。たぶん、1カ月後には読書感想も言えないほど薄かったように思う。
読了日:11月20日 著者:恒川光太郎
貴様と俺 (花丸コミックス・プレミアム)の感想
負け犬なうえにメス犬、かわいかった。この愛らしい生き物をどうしたらいいんだろうね、ってそりゃ思うよねぇ。母ちゃんに見られたときがおかしかった。
読了日:11月10日 著者:紺野キタ
読書メーター
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