片雲さくら

出入り(BlogPet)

きょうは、獅子丸子と願いへ出入りしたいなぁ。
それできのうは美人っぽい理解しなかった。

*このエントリは、ブログペットの「獅子丸」が書きました。
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片雲さくら

ザイオンの小枝

評価:
稲荷家 房之介
リブレ出版
¥ 620
(2009-09-10)
稲荷家 先生らしい作品
再発だったか;
ジャケ買い

1945年、終戦を迎えるとともにナチス党員の伯爵将校であった男は自決しようとする。しかし、それを止めたのは彼が気まぐれに育て、医師となったユダヤの男だった。「名誉アーリア人」と称された彼は将校を廃屋に監禁し…(ザイオンの小枝)。

 

表紙はどうみたって、おっさんじゃないんだけどねぇ(笑
金髪の人はもっとおっさんです。
恥辱の監獄から逃れたくて、鳩に手紙を巻きつけて飛ばしてみますが…。
肉球編があるってわかって、なんとなぁく予想してしまったが、その通りだったので、「おいたわしや〜」と涙ぐみました(嘘
しかも犬の交尾が成功する理由を、こんなところで理解してしまうなんてと、恥ずかしい気分になりつつ、やっぱりこの方の描く食い物は美味そうだなと思ったり。

 

他、蝶に見せられるカメラマンのおっさんの話と、ナチとピアニスト、幼馴染で格差で下剋上。

 

肉球編は3本。
そのあとに渋い結末編が。
し、しかしペーパーにつながるのでしょうか?
「開発中」とありますが、アラブだそうで。
軍服をこの上なく堪能したあとに、南国のエロいかした衣装もまた良いですなぁ。ぐあぁ。

 

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片雲さくら

妖怪アパートの幽雅な日常 1

評価:
香月 日輪
講談社
¥ 470
(2008-10-15)
かるくていい
微妙…かな。
落ち込んだときにおすすめ

13歳で両親を失った俺・稲葉夕士は親戚の家で世話になるが、居心地の悪さを感じていた。年頃の恵理子は露骨に嫌悪感を漂わせている。だから寮のある高校を選んだというのに、晴れて入学が決まったというのに寮が火事。どうにでも今の生活から抜け出したい夕士は、高校のある駅へたどり着きアパートを探す。それならあの店がいいと言われた前田不動産で紹介されたアパートは賄い付で破格の家賃。やっぱり「出るから安い」のね 。

 

モヤモヤした気持ちのまま読んだので、いやぁな感じのレビューになりました。
この作品や作者が好きな人は読まんといてね。

 

 

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片雲さくら

「入口はあちらです」

まあ、派遣をしていると世の中には不思議な仕事がまだまだあるんだなぁと思いますわ。
今週は無難にブルーカラーです(笑
子供だったら泣いて喜ぶ、おもちゃとも思えないようなCDとカードとおまけをチョイスして箱に入れて、箱詰めして、普通この先にはコンベアがあったりして肉体労働ってのはほとんどないもんだと思ってたけど、ちっさい工場とかだと運んだりしないとならないわけで。
おかげで筋肉痛だと思ってたら、腕がちょっぴり細くなりーの、腹筋割れーの(笑
「悪いんだけど、アタシのも運んでよぅ」
ってパートさんに頼まれると断れないっすわなぁ。
たいして年齢かわんないと思うんだけど、子育て終わったおばちゃんは無駄なパワーは使わないらしい。
そして人の使い方も知っている。
工場長に「しゃべるな!」と怒鳴られても、腹よじるほど笑える話を絶えずしてくれるので、身体で返せてなにより。


  *

今日はあちこち行かなきゃいけないので、2時間のアヤシイ仕事をまたしてみた。
「以前、やったことがあると思うんですけど」
そう紹介されたので、軽く受けてしまったが意味不明な仕事である。
階段を上ったところでイスに座って本でも読んでていいよ、と。ただ、もし、誰か来たら「入口はあちらです」とご案内するお仕事ですと。
2時間で3000円。

「入口はあちらです」
これは絶対間違えないでくださいと強調された。
ちょっとビビった顔をすると、笑いながら
「まぁ、人なんてこないと思うんだけどねぇ」と。

なんじゃ? 暗号でも入っているのか? なんの入口なのか? 人が来ないなら人以外はくるってことか?
階段から見える廊下の景色は、そこらの雑居ビルと変わらない。
ただ出入りがさっぱりないドアが無機質に並んでいるだけ。
一応、持ってきた本を読んで過ごしたが、読んだかさっぱりわからないまま2時間は終わった。
人も人以外のものも、来なかった。

金を貰うためにタイムカードみたいな作業報告書ってのがある。
これには番号しか書いてなかったんだが、あとで調べたら「セクレタリー」になっていた。
…ええ?


  *

帰りに久々にハローワークへ行った。
新宿は初めて行く。渋谷の相談窓口は大まかな業務別に分かれているのだが、こちらは年齢別だった。
パソコン台数がかなり多かったので(イスがないのもあったりするけど)、パソコンでの待ち時間は少ないらしい。
が、窓口はやっぱり時間がかかる。
対応してくれたおじさんが人当たりのよい方だった。
パソコン台数を増やしたかわりに、社員は二人で一台を使っているらしい。
日中はサイト見る人が多くて、動作が遅く、確認作業も遅くなるからイライラしますわと言っていた。
そうだろうなぁ。
夜もやっててくれりゃいいのにって思いますわ。ああ、そりゃ利用者が言うセリフだと思ってたがの。
受給期間が過ぎたので、登録番号が無効になってた。作りなおし。
「12月末で有効期限が切れるけど、すぐ更新できますから」
「・・・・したくないですねぇ」
「まぁ、つまらん会社に妥協して入るのもよしですが、こんな時期ですから、じっくり探そうって気持ちも大切ですよ」
と言われ、なるほどと思う。そうも言ってられないんだけどねぇ(笑


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片雲さくら

青いバラついに誕生?

おお、「不可能の代名詞」とまで言われた青いバラを酒のサントリーがついに開発したそうです。
花言葉は「夢かなう」だそうで。
11月3日より、日比谷花壇などで購入できるそうです。

サントリーフラワーズ株式会社のウェブサイト

濃い紫にしか見えない気もしますが、どれくらいのお値段でしょうねぇ。
謎の人物から贈られたらときめくかもねぇ。
「ついに、私にもあしながおじさんが…ッ」と。
…イヤラシイってか(笑


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片雲さくら

カラクリ荘の異人たち 2 〜お月さんいくつ、十三ななつ〜

評価:
霜島 ケイ
ソフトバンククリエイティブ
¥ 630
(2008-08-15)
よき日本♪
1巻が「お盆」で、2巻が「彼岸(中秋)」。3巻は大晦日でしょうか?

夜、太一が窓を開けると妖怪が逃げ込んできた。それを追うのっぺらぼうの警官。カラクリ荘の住人が言うことにゃ「結界が緩んできているせいだ」と。
あっちの世界は今日も夕焼け。妖怪たちが呆れて文句も言いに来る。大家が夕焼けの夢を見ているせいだと。そろそろ中秋の満月だというのに、このままではまずいよ。いくらなんでも眠りすぎだろう。呑気な住人たちもそろそろ手を打ち始めたころ、太一のクラスメイトの和泉が助けを求めてやってくる。「薄売りに弟が誘拐された!」と 。

 

いやぁ、イラストがずっと眺めていればいるほど癒されます。
十遠見さんのパジャマ姿でもいいから、水虎でもいいから枕カバーにしたいね。
「太一、好き」
ああ、アカネちゃん、かわいい。お絵描きしてる挿絵をじっと眺めてたら、電車で隣のお兄さんに覗きこまれました。やめて、私のよッ!

 

結論からいうと「ほだされて」「緩んで」たらきりがないと、いまいちな感じはするんですけど、結構うるっとくるところがありました。
何しろ太一が抱えているものが、私にはやっぱり重いので。
和泉さんの会話とか、レンを見つけたときとか、じたばたしちゃいました。
それにしても、一日以上寝てる人がいたら、ホント大変だから起こそうよ。起こしてくれよ。

 

レンがいっこ上というのはびっくりでした。(いやぁますますかわい〜)
十遠見さんの意外なところがたくさん見れて楽しかったっす。…将来の夢が叶うといいねぇ。
和泉さんのおばあちゃんの言うことも、さりげなく今の若い人は知らんだろうという蘊蓄や、習わしも混ざっていてよいですね。もちろん、この作品の中の話も交じっているので、実際には使えないこともあるんだけど(笑
それとミヨシさんの面倒みの良さ。なんとなく読み物の中で関西人が出てくると、どうも感じ悪い人になってしまうんだけど(たぶんイントネーションの違いで、意味を読み取り損ねるんだと思うけど)、ミヨシさんはいい人だわ。大家は、そんな理由でいまいち、遠慮したいかな?
作者もそっちの人だと聞いてそれもびっくりしました。

 

「カラクリ荘を逃げ場所にしちゃいけない」
それはそうだけど、いい人たちに囲まれて、太一も無理なく成長できるだろうねと、いい気持ちで終われる本でした。

 

カラクリ荘の異人たち‾もしくは賽河原町奇談‾



カラクリ荘の異人たち 
〜もしくは賽河原町奇談〜

霜島ケイ/GA文庫
レビューは こちら

 

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片雲さくら

タダじゃ転ばん!

金曜日、運命の給料日なわけだけど。
売り言葉に買い言葉でカイシャ辞めて来た身だから、それほど期待してなかったんだけど、9月の連休前の二日分の明細が来た!
しかも10月分も遅れるかもしれないけど、絶対払いますって書いてある。
いやぁ、よかった。

「仕事って認められないなら、入社する前の状態に戻しておきますが」
撮影した100枚近くの画像処理とか、直してやったサイトとか、データとかな。
給料出るのか出ないのかで、シャチョウと話したときにちらっとそんなことも言ったかもしれん。
しょっちゅうバカとかいうもんだから、「家からこっそりサイバーアタックしてやる」とか、「企業名・社長名を実名でさらして戦うはてなブログを立ち上げてやる」とか、冗談で言ったけどそういうのも活きてたのかしらね(笑

とりあえず報告まで。



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片雲さくら

チョコレイト♪

山手線が明治チョコレートのラッピングしてるという話を妹に聞いていたのだが、今日たまたま遭遇して結構興奮した。

色がね、ノスタルジーなのかねぇ。
なんか、ラッキーな気持ちになる。


京王線に乗り換えて、隣に座った女性が買い物袋を提げているので嫌な予感がしたが、予想通りの展開だった。
袋の中身をむさぼり食う女。
しかもすべてがチョコレート。
過食症なんだろうか? 家まで我慢できないんだろうか、ひたすら食っていた。
海外のお菓子ってそれほど香りがないように思うけど、日本のお菓子ってすごく鼻をくすぐるもんだなと思った。

風呂上がりの一杯を瞑想するだけで、すべてを忘れられるので、やっぱり甘党より辛党なんだろうなぁと思いつつ、それも重病かもしれんと思った。


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片雲さくら

オリンポス 2

評価:
あき
一迅社
¥ 580
(2009-09-25)
結論のない物語
うーん…( ̄〜 ̄;)
答えのない箱庭

太陽神のために造られた神殿、(アホな)ポセイドンの一言のために生贄として用意された女性。美しき姉・アルテミス以外はどうでもいいと思っていたアポロンだったが、贄の女と話すうち、退屈しのぎが次第に面白くなってくる。冥王ハーデスとも話すうち、アポロンは悩み始める。

 

おお、面白い。立て続けに読み返してしまったよ。
神々は嘘をつけないということもあり、口に出すには遠まわしすぎる真実には触れない言葉で、綾取りしているところもあり、ちょっと難解なところもあるんだけど。
否定とか、「そうかなぁ」と思うところもなく「なるほどぉ」と丸めこまれてしまうので、どんどん世界に嵌ってしまう。

 

陰の存在は光の存在に不可欠ということになる。
光がなければ影はできない。人の祈りは明るい方へと傾けられ、顔向けできない、陽の光の下に晒されたくない闇の部分を悪とする。
冥王ハーデスは見るものによって姿が違うという。
月も太陽がなければ…、暇つぶしに意地悪するのは好きですか?
そこら辺もすごいなぁと思った。

 

一方、箱庭のガニュメデスもまたハーデスがやってきたことによって、「箱庭から出られる方法がある」と知らされる。

うーん。最後は軽く濁して終わってしまったみたいで、そこがちょっと残念。ここまで来てふりだしはないだろう?  ま、綺麗だからいっか。本当に読み応えのある面白い本でした。

 

と思いながらも。。。
ポセイドンがアホなんだから、案外ゼウスってハーデスの言う方法で「出て」しまったからこそ、天空に或るのかななんて思ったり。
光だけの真っ白な世界で、人の言葉も通じず一人で過ごせえるなんて、こんだけ神々が退屈しのぎにうろうろしているのに、おかしいもんねぇ。…なんて。

 

物を食べない我々に、稔りの有難さがわかるわけもない。
そらそうだなぁ。
神様も大変だ♪

 

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片雲さくら

オリンポス 1

評価:
あき
一迅社
¥ 580
(2008-09-25)
絵は好き。ストーリーがイマイチかな
2巻出たら買うと思う
う〜ん…

「もし願いを叶えてくれるならなんでもします」
教会でお祈りしていたハインツに、神が舞い降り契約のキスをする。すごい美人にどっきりしつつ、交換条件を果たすべく「建物にひきこもっている少年を外へ連れ出す」ため努力する。建物にいたのはガニュメデス、彼はアポロンによって閉じ込められた箱庭から、出ることはできないとハインツを拒む。

 

わぁ、すげぇ。
神々の悪戯? 表紙の人がアポロンですが、口の歪みでわかるように、かなりのワルです。彼が閉じ込めたんです。ハインツも弄ばれただけです。
どこまでいっても、意地悪が続くという「他人の不幸が大好き」な人には持ってこいの危険な本です。

 

満天の星空と、敷き詰められた白い花はどこまでも続く。そして永遠の生命。
人間の望む美しいものを与えてやっただろうと、アポロンは言うが、ガニュメデスが引き換えにしなければならないものはあまりにも大きかったし、祈りを捧げていた神がこんな仕打ちをするなんて。
ガニュメデスは絶望し、死を選ぶこともあるのだけど、死ぬことはできない。腕を斬り落しても、花が散るだけ。

 

美しいですねぇ。酷く意地悪な話なんだけど、陰惨さはありませんのでヘビーにはなりません。
ゼウスすげぇ。
ハーデスが好みです。。。
神というだけあって、高慢ちきな感じがすんごい出てて、いい雰囲気です。
って、褒めてるところがとことん歪んでる私…。


 

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