片雲さくら

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

評価:
吉田 秋生
小学館
¥ 530
(2007-04-26)
シカオちゃんリコメンドで紹介されていた漫画です。吉田秋生です。
知ってる? って友達に聞いたら納得したように次の日に届けてくれました。
「プリンスといい吉田秋生といい、私とシュミがかぶるのよ」
幸せそうに言ってました。言ってなさい…

鎌倉に住む3姉妹。昔出てった父親の訃報。葬式に行ってみると腹違いの妹。さらに腹違いの弟二人。
複雑な関係ながらも複雑な感情はさておき…

「子供であることを奪われた子供ほど哀しいものはありません」

凄い台詞だなと思った。そして、自分の憤りは人前では口にしないかっこよさを見せる長女。看護師なだけに見てきてしまったのだというけど、それだけではないだろう強さがいいですね。
それでもって、腹違いの妹が好きな場所へ連れてってもらってのシーンとか。泣きますね。うまいですよ、こういうところはやっぱりねぇ。
そしてその妹と鎌倉で一緒に住むことになるのでしたぁ。

シカオちゃんはとかくこの続きで、その妹がサッカーしたりしちゃうところと、しっかり青春ものになってるところがおすすめですと言ってましたね。小学校のころサッカーしてたから余計! だそうで。
「もっと騒がれてもいいような、いい漫画なんだよねー」(^o^)
と、おっしゃってました。はい。いい漫画ですよ、ホントに。diary1ってことはまた続きが出るんでしょうね。楽しみです。
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片雲さくら

ラヴァーズ・キス (1) (2)

「鎌倉シリーズ」ということで人物リンクしてるから、ついでにこっちも読みなさい。先に読みなさいってことで、貸していただきました。
3姉妹の真ん中、酒好きのダメ男にハマリがちのよっちゃんの男が出てますね。あれ? 話的には「蝉時雨〜」のほうが前ってことかな。
彼とその周りの男女6人の複雑な恋愛事情。
恋愛が中心だろうけど、人間ってやっぱ一個人であっても家庭がある。笑っているからって幸せな家庭であったり、常に楽しい日々を送っているわけでもない。幸せに見える家庭でも、実は嫌いなところだって抱えている。
そういうところひっくるめて見直していけるような、いい恋愛できちゃうってのはすばらしいことですね。
「長生きするといろんなものを見るわい」(笑
それはもう、吉田秋生ですから驚きはなく「やっぱそっち?」ってなるのだけど、それでもやっぱり人としてって土台がかっちりしているから感動するんだろうなぁ。
すべての恋愛が成就することはないけど、読後爽快です。

95・96年の作品です。シカオちゃんも読んだんだろうなぁ…。
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片雲さくら

ST警視庁科学特捜班 (講談社文庫)

STシリーズの第一作。
特殊な能力を持つ5人で組まれたチームの話。テレビでみるような「科捜研」の話ではないので、科学的なものとか、厳然たる根拠とか、そういうことはないので思ったより難しくはないのかもね。

一人の娼婦が殺された。猟奇殺人かということで特捜が出てきたが、特捜なだけであって、捜査の世界は全くしらない。プロファイルを早速するかと思いきや、ひとつの殺人だけじゃと言ってるうちに二つめの事件が起きる。またも娼婦が暴行され死体を遺棄。検出された犯人のDNAも、やり口も別人だと思われるが連続殺人だと言い出すSTメンバー。被害者はそれぞれ香港マフィア、中国マフィアの愛人だった。さて…。

逆に煙に巻かれたって感じもしちゃうんだけど、まぁ、一話目だから甘めなのかしらね。
3人目の被害者が出たとたんに剛速球で終わってしまう。メンバーの特殊能力を軽く紹介するための話かしらってところですかね。
なのでやり口の推理や、偽装の仕方なんかは解いても、黒幕が何故そんなことをさせたのかって理由は闇の中だ。
なので、これがシリーズとしての「ひっぱり」なのか、それともそれはどうでもいいことなのか、ちょっとわからないですね。

ワシントンが桜の木を切ったこと。
木を切ったことを白状したから正直者だと称えられた話が出てくる。「それより何故木を切ったのか」が気になるといいながらも、何故かっていうのを明かしてないところをみると、気になりはしたけど調べてはいないってことなのかね。そうなると私の期待するところは続きを読んでもわからないのかもしれないね。
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片雲さくら

芋焼酎

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おー。
久々に料理したら、賞味期限切れの調味料がごっそりあることに気が付いたよ。
サラダ油と醤油と…、別に具合悪くならなきゃいっか。
鷹の爪、手で千切ったらヒリヒリしてたまらん。水もしみる…。

それはさておき、水曜なのでテレビでも捲りながら呑むとしよう。


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片雲さくら

天然コケッコー

新宿武蔵野館で観てきました。
初回だっていうのに結構な人の入りで正直驚きました。結構長いこと上映してるしねぇ。
そうか、監督が有名なのか?


あらすじというほどのものはない…かなぁ。
小さな村の小さな学校、小中あわせて6人の生徒の中に東京から男の子が転校してくる。主人公と同じ中2。
勉強も一緒、遊びにいくにも祭りにいくにもほとんどみんな一緒で。
「いいヤツわるいヤツ」気持ちは動くが、自分の性格も時々えらく落ち込むほど嫌悪するところもあり。
中3、東京への修学旅行や受験。高校は2校しかないんだよ、どっちにするかな? え? 東京の高校受けるの?
さてさて…。

ってことで、くらもちふさこワールドだなぁと思った。
きっとな、スタジオジブリだったらチャレンジしないだろう作品だろうなぁって感じ。
だからな、夏休みだからって子供連れてくるな。「いい話だったね」って、そりゃわかんないと思うよ。

物語はたんたんと進む。
タイトルぴったりだなぁと思うくらい、ハートウォーミングとか、ラブストーリーとかそういう映画ではない。むしろ観察記といったところじゃないかなぁ。
心理を読んでも読まなくても、事件がおきるわけでもなく毎日は続くのじゃ。

都会の喧騒はそりゃ、自然に囲まれた土地から来たらやかましいだけだろうけど、「いなかが好きって気付いただけよかったじゃん」って、そう、それはそう思った。
私は都会の方が好きらしい。
映画館の帰りにビル群に新しく加わるモード学院ビルのでき具合を眺めながら、SOYJOY食って堪能しました。「大豆ですから♪」…脱線。

「そんなこと言っちゃいけないだろう」
「どうしてこんなこと言っちゃったんだろう」


考えが足りないとか、主人公は悩んだりするけど、多かれ少なかれ、周りの人々だって「軽率」なことを言ったりやったりしてしまう。
私もそうだ。誰でもそうなのかもしれない。そつなくこなしている人ってのはそう多くないと思う。

でも土地柄ってこともありえる。
田舎の親族が私は嫌いだ。都会に住んでるってだけで家族含めて蔑んだりするヤツばっかだからだ。
しきたりもしらんとバカにするヤツもいたが、住んでないのに知ってたら怖いだろ。卑しいいびりが時々あるが冠婚葬祭だから、右から左へ受け流す♪
「悪気はない」という言葉もあるが、そうそう「感じ悪いよ、あんた」といわれない土地で馴れ合って暮らして、足並みそろえて生活してたら、悪いとも感じなくなるのかなぁ…とか、そんなこと考えました。

佐藤浩市、どうなの?
(^o^)

楽しい! って映画ではないけど、そこそこ楽しめるのではないだろうか。
うん、くらもちワールドな男の子だし(笑
ぶっきらぼうだし、アホだし、デリケートなところをたわしでこするようなところもあるけど、ちゃんと思ってるんだよーってね。うん。
「愛がない」。笑えるほどかわいそうなキスでしたねぇ。

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片雲さくら

やっちゃった

今月の積載文庫。
ああ、すっかり電車に乗らないので、読書が進みませんねぇ。

さよならの代わりに/貫井徳郎/幻冬社文庫
3way Waltz/五條瑛/祥伝社文庫
くちぶえ番長/重松清/新潮文庫
MISSING/本多孝好/双葉文庫

先週本屋で何買ったのか、さっぱり思いだせなくて、「MISSING」をダブル買いしてしまったよ。
こういう時に限って遠い本屋で買物してんだよなぁ
o(><)O
返品できないねぇ。

八百屋で買物したらオマケをくれた。
パプリカか…。
久々に料理でもするかぁ。
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片雲さくら

近所の友達が自転車で漫画を運んでくれました(笑)
自転車止めて、呼び鈴鳴らしてる間に蚊に2箇所も刺されてしまったという。
彼女とよく出かけるのだけど、彼女はなぜかいつも蚊に刺される。春先でも冬でも。
私は滅多に蚊に刺されることなんてない。彼女が隣で何箇所も刺されたりしているのに私は全然刺されない。
蚊はどこで人をというか血を選んでるんでしょうね。
血を吸う蚊は出産前で蛋白質が必要で、動物の血を貰いにくるのだと聞いたことはあるけど、「いい血、悪い血」の匂いってものが判るのかしらねぇ。
「O型は刺されやすいのよ」
と友達は言ってたけど、実家ではA型の父がもっとも刺されるからそんなことはないと否定された。血液型って関係あんのかな。

いや、刺されないからそれはそれで嬉しいんだけどね。
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片雲さくら

レアでもOK!

そぉ言われても、ジンギスカンは焼くために来てるわけですから、しっかり焼きますよぅ。
ってことで、ジンギスカンにいってきた。
色々あった。そもそもラムとマトンって違うんだねぇ。ロースやらもも肉やらヒレやらロールやら色々試してみました。美味かったっす。
ロールってのが楽しかったですねぇ。「あらゆる部位をロールしてまとめた肉」って説明読むとちょっと躊躇うけど、頼んでみたらこれが楽しかった。(〃∇〃)

焼きの他にも、ベーコンだの生ハムだの刺し身だのいろいろある。羊乳アイスだとか、チーズなんかもある。とくに匂いが気になるわけでもないからきっと好きなんだろうなってのはわかるけど、いきなりでいきなりチーズだのってチャレンジできないだろうってことで、今日はひたすら焼いてみました。あとベーコンのサラダを頼んでみました。やっぱ羊だねぇ。

食べてる間は気にならなかったけど、電車の乗り換えでホームに立った時、ふと
「もしかして私ら臭い?」
なんて感じましたさぁ。

とりあえず風呂入って歯磨いて、お茶淹れてみました。ふー



ひつじぐら
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片雲さくら

大江戸ロケット

大江戸ロケットついにDVD発売決定。
劇団☆新感線の中島かずき監修(?)脚本。以前、劇団でも公演されたらしいですが、水曜夜にアニメやってまして、私がハマってるのはそっちですね。
毎週爆笑しながら見てますね。

空から落ちてきた女の子を空に戻してあげるためにロケット研究にのりだした花火師兄弟・玉屋とその長屋の仲間たち。玉屋兄は花火を作り、弟は算術に長け、発明王の平賀源内まで知恵を貸してくれちゃったりする。女の子の正体は実は…。時期を同じくして、血吸いのバケモノがでるようになった江戸の町の治安を守るべく北町と南町の奉行所は争い、黒衣集団なる助っ人も招きつつ、実は青いバケモノを囲っていた同心赤井。

ってなことで、荒唐無稽が売りらしいが、時代劇好きの心をくすぐる登場人物も絡めていたり、時代の背景もある程度しっかりと暦をなぞっていたりするところもあり、なかなか奥が深い。

悪役っぷりを果たしていた赤井さんが先週いきなり株をあげた。
ハトの姿に変えたまま誰にも気づかれなかった源さんがついに人間に戻った。
そろそろ折り返しなのか、そろそろ終わるのかドキドキしつつ、毎週楽しみにしてますダ☆
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片雲さくら

七色いんこ (1)

手塚治虫の後期の作品ですね。

代役をやらせるととんでもなくうまいという「七色いんこ」。どんな急でも海外でもOK。だけどホントの姿は盗人。素顔はなかなか見せません。
現場を押さえることのできない千里刑事は張り付くことになったけど、一目でホの字。鳥アレルギーで鳥を見ると身体がちっちゃくなっちゃう。
七色いんこはパントマイムというか演技というか、とにかくクチほどに態度でモノをいう犬を拾って相棒にしたりする。こんなところはほのぼのする一方、精神を病んでボロ切れが自分の「ホンネ」を語ったりして、演技の邪魔をしたり、盗みの邪魔をしたりする。
良心と戦いながらも罪を犯していく七色いんこ。なぜそこまでお金が必要なのでしょうか……。

ってことで、何故が語られるまでは一話終了のそれぞれ、劇中劇っぽくなってたり、命を狙われたりするときでも助けになるのは演劇の話だったりと、なかなか読み応えのある漫画です。

里帰りしたときになんとなく読み返してみた。
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