片雲さくら

雪よ林檎の香のごとく (新書館ディアプラス文庫)

評価:
一穂 ミチ
新書館
¥ 588
(2008-07-10)
綺麗に纏められている。
久々のヒット作!
新鮮でした。
イラストがキレイだったし、評価が高かったので買いました。正解でした。

中学、高校、受験に失敗した志緒は希望校に編入したくてがむしゃらに勉強していた。いつもの朝の図書館で、担任・桂が涙しているところを見てしまう。
それほど桂を知っているわけではないが、本を読んで泣くような人間だとは思っていなかった。

そゆーことで、普通に説明したいところだが、「志緒ちゃん」って呼ばれていても、やっぱり彼は男で、やっぱりこれはBLなのでした。

話としては、それほど長くもないし、深いことを書いているわけでもなく、そんな蜜なお付き合いの行程をたっぷり描いているということもない。ぽつんぽつんと掻い摘んだエピソードが繋がって、いつの間にやら編入はやめて、よい仲になり、大学も決まって無事卒業を迎えちゃいます。そんなスパンがこのページ数なので、ちょっと物足りない感はあります。
けど途中何度もウルっとくるようないいシーンや、いい会話があったりして払拭されます。

桂が先生なだけに、否、桂の背負っているもののせいでも、志緒を大切に思う気持ちのせいでもあるけど、最後の最後まで、そういう仲にはなりませんので、そこがまたいいのかもしれない。
出逢った頃の志緒は、「海で日に焼けちゃってシャワーさえ痛い人」みたいに、過剰なほどのデリケートな怒りんぼだったんだけど、どんどん成長していくところもいい。
そして、幼馴染のりかちゃんもまたいい。いい子だ。
エピローグ、「この取り合わせよりは、ほかをもっと読みたい」と思いながらも読んでいたが不覚にもいい話だった。桂がそんな金使わない男なのは、そこだったのかと。

そして雰囲気に合う柔らかいタッチのイラスト。これがまたとても良かったです。
デジタルのアミ処理なんで、よくわかりませんが、どうも濃淡を見るとカラーで描かれている気がして、隅々まで見てしまいます。見てても色は付いてくれないんだけどね。


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 Amazonの評価の高さに惹かれて購入、大当たり! 先生と生徒、一途で不器用な二人の、それはもう丁寧に描かれた恋愛模様に どっぷり浸って幸せ一杯。 青春っていいなぁ。 恋愛っていいなぁ。 読み終えた後、そんな風に思いながら本を閉じました。 派手さも、エロ
☆試験管スター☆ | 2008/12/20 6:46 PM
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