片雲さくら

心霊探偵八雲 (1) (角川文庫 (か51-1))

評価:
神永 学
角川書店
¥ 580
(2008-03-25)
心霊プラス、ミステリ
読みやすさ
産まれる瞬間、開かれていた左目は血のように赤かった。その左目は死者しか見えず、右目は普通の世界しか見えない。その独特の力によって、蔑まれたことも、好奇の目で見られることもあり、殊に人との関わり方は遠ざけるように、敬遠するように、憎まれ口ばかり。
怖いもの試しで噂の建物に入った友人がおかしくなってしまったことを、彼に相談しにくる晴香。特殊な能力はなかなか信用できない上に、人を遠ざけるような憎まれ口と、疎まれるような態度のこの男にいちいち癇癪おこしながらも、事件の真相にいたる。
それ以来、なにかと怖い目に逢うたび、彼を頼るようになるのだが、その特殊な能力に頼るのは、晴香のみならず、刑事の後藤もであり…。

ホラーの要素とスピリチュアルな要素と。敬遠しがちな、胡散臭さがあるのかなと思ったのだけど、ただ死者が見え、会話ができるということだけで、除霊だの心理カウンセリングだのはできないらしい。
その能力によって、親にも疎まれ、周りからも遠ざけられてきたことを、少しばかり気にしている節もあり、ホラーにありがちな、性格や生活上の当たり前を無視する傾向がないので、抵抗感なく読めるところがいい。
少々、晴香という女は怒りっぽいのかとも思ったが、なかなかのイケメンとなると、つっかかるのも「そういう気持ち」の裏返しかと思えは許せなくもない。
しかし、探偵の周りには事件が起こるというか、呼び寄せてしまう人間がいて初めて成り立つのだろうけど、見える人間には、呼び込みやすい体質の人が寄り付きやすいのかね。
事件ごとに区切られているが、どうやら、大きな因縁もあるようで、続きが面白そうです。

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