片雲さくら

犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)

評価:
雫井 脩介
双葉社
¥ 630
劇場型捜査は拍子抜け?
おもしろかったです。
上巻だけ読んだ感想
神奈川県警の巻島刑事は誘拐事件の指揮を担当した。子どもの母親に身代金2千万円を持って来るよう、犯人からの指示。混雑する新宿駅前を散々歩きまわらせた結果、原宿への移動、そして、最後は花火大会の会場となっている横浜へ。新宿や警視庁やら混合チームによる軋轢や、本部との連携。約束の時間が警察のもたつきによってどんどん遅れ、結局犯人は接触してこなかった。犯人と思しき人間を目の前にして、取り逃がすという失態つき。
翌日、人質となった子どもは遺体となって発見された。謝罪はするなとの上から命を受け、記者会見に臨む巻島だったが、幼い頃から心臓の弱かった娘が出産により危篤状態になっていた。記者からの執拗な謝罪要求の中、巻島は…。
これが冒頭部分であり、本事件は6年後の話。川崎で小さな子どもばかりを狙った連続殺人事件が起こる。10ヶ月で4人が犠牲になったが、捜査は行き詰まりを見せていた。そこで、白羽の矢を立てられたのは巻島だった。

文庫化されるのを楽しみにしてました。ようやく読み始めました。
雫井さんの作品は、当たり外れが大きく触れるって感じなんですけど、上巻はいい感じです。一気に読みたい。電車で細々読むには向いてない本ですね。ぐいぐいと引き込んで、熱中させてくれる内容ですよ。
いわゆる中間管理職の尻拭いは、やっぱり人としてとか、自分というものを出したりしちゃ、やっていけないお仕事らしい。
タイトルである「犯人に告ぐ」というものにふさわしい、前例のない捜査に宛がわれた巻島。翻弄されているような気もするけれど、以前とは違う心構えと、信頼できる仲間を得て動きだす。
対象となる子どもの年齢は、巻島の孫となる子どもも狙われる可能性があるところが、なんとなく上巻読み終えて怖いところ。そして植草とかいう年下の上司の怪しい動き。

たくさんの人物が出てくるわけですが、それぞれが過不足なく描かれているので、話の厚みがしっかりしていて面白いです。

JUGEMテーマ:警察小説
TOPへ
スポンサードリンク

スポンサーサイト

TOPへ
応援! ブログ村ランキング | - | - | -
Comment
It comments.









    
Trackback
Trackback URL of This Entry
http://komimisyobou.jugem.jp/trackback/510
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>

rss atom 管理者ページ
Selected Entry
Recent Comment
Recent Trackback
Categories
Archives
About
 
Recommended
無料ブログ作成サービス JUGEM