片雲さくら

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見

久々に面白い漫画があったので、漫画のレビューをしましょう。

次の病気の中で年間の死亡者数が一番多いのは?
1. インフルエンザ
2. 結核
3. HIV

歯医者にPMTCで通ってるんですけど、それが医大や病院が多い街なんですね。
本屋に入るとなるほど平積みの作品がほかの町とは違ったりするんですよね。
ってことでこの帯が目に入りました。
一巻の答えは本の裏に書いてあったのに、2巻のこれは帯の裏。
つまり、開封しないと見れないんですね。
調べりゃわかるかもしれないけど、その前に考えているうちに

「この表紙の人、うちの上席に似てるな」

と思って興味を持ってしまって買いました。

それまで知らなかった「病理医」という職の岸京一郎。このちょっと人相悪い人が主役です。
主役っていうかその人の話ってことかな。

病理医が「癌」という診断をする。
病理医はそれ以外に検査技師の出してきた細胞サンプルなんかを顕微鏡でみて、
追加検査の必要性や治療についての意見をする。らしい。
これに見落としや間違い、いわずもがな嘘があってはいけないわけだけど、
この資格を取るにはなんと6割の正解でなれるんだということ。
まったく知らない話が展開されていて「へぇ」といちいち感心しながら先へ進む。

だったらあんたらの家族が倒れたとき
6割しか判断がつかないって言えるんですか?


あんたムチャクチャだよ!!
人間がやってるんだ ミスも錯誤も起る前提で−


病理は10割出しますよ

100%正しい。つまり1つも間違えませんよ。
と言える人間はそういない。が岸先生は言いきってしまう。
それだけのいえる人なのだということが、ちょっとずつわかってくるのだが、
この顔で、そして人が嫌がりそうな言葉をわざわざ選んで口にする性格なので、
どうぜ口だけの嫌なやつなんだろ? って思ってたし、周りの医者もそう思ってるところも
あるのだが、それが違うのだということを徐々にわかってくるところが面白い。
ちょっとずつ成敗されていく感じが楽しいのだ。
そう、医者が悪だというわけではないけど、言われなきゃ忘れてただろうという悪習慣をさらっと指摘したり、患者のことをどっちも思っているのに寄り添っていたのはどっちだと言われると、あれ? ってなるところ。
目から鱗というより、頭割られたような世界の開け方だった。

そう、うちの上席に似てる思ったのは人相の悪さと卑屈な笑い方だけだった。
ここまで完璧なことができる人だったらついていきたい。
私らに小言いいながら妄想でシャチョウをデスってるより、両手をポケットにつっこんだまま、シャチョウに向かってぐうの音も出ないほどの理論と正義で成敗してほしい。
ま、ないけど。妄想天国会社を一瞬でも夢見る機会を与えてくれて感謝するよ。

岸先生のほかにも、神経内科から病理になりたいとやってきた宮崎先生。
ありがちなうるさいイノシシの子ども系なキャラ。
検査技師の森井くん、かなり優秀だけど「そうだったんだ」ってのがある。
それ岸先生に相談したこともないだろう? って思うのになんとなく察して、
ちゃんといろいろ言葉をかけてくれるところがいいですね。
なんとなくじゃなくて、「うちのもの」がどういう行動するか予測できるって、それだけ理解してるってことなのかしら。ますますいいね。

3巻がようやく出て、製薬会社の治験の話が出てきます。
単に怖いなと思ってた話だけど、わらをもすがる思いで病気と闘っている人にとってはそれは一筋の光でもある。ここに間違いや改ざんがあってはならない。
火箱さん、達観してるだけあって悪なのか、素なのか、わからなかったけど、
岸先生のうしろでガキみたいに大泣きしてるのみて、いい子だと思った。

ヤなヤツは、私は排除というか視界に入れないようにするが、岸先生は「やだ」といっても受け入れるからやっぱいい人なのかしらね。
火箱さんと治験者、森井くんの将来、気になります。
長く続いてほしい漫画だと思いました。
一巻はちょっと読みにくいなと思ったし、一話はちょっと表情ありすぎな上に、アツすぎな気がしたので☆はいっこ減らしましたが、ぜひ読んでほしい漫画です。

 
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