片雲さくら

ハイドラの告白/柴村 仁

評価:
柴村 仁
アスキーメディアワークス
¥ 599
(2010-03)
明るい中にも伏線あり
前作「プシュケの涙」と繋がりあり……どっかに書いておいてほしかった
なるほどこういうことか!

「自分の知っている布施正道とは違う」気鋭のアーティストを追って、寂れた町へやってきたハルは、同じ美大に通う由良と会う。彼もまた同じ目的らしいが、理由がわからない。しかし、自分が探っている理由も明かせない。
そして彼は、ハルを一歩リードするような切り札を持っていた。

 

プシュケの涙」はブログ友達にお借りして読んだもので。
このたびメディアワークス文庫へ移動して、さらに続編も出たってなことなので、シリーズ一気買いしてきました。

 

「プシュケ〜」はやっぱり読み返しても切ないね。先を知っているのに、いや、知ってからでも「うっわー」ってくる。
最後のページでやっぱり、無念が同調して閉じられない。

 

そんな名作の続き。
ストレートにいうと、もう最初っから印象が違いすぎるよね。
トラップとして書いてないのかなと思いながら、ネタ明かしでやっぱ失敗だったんだねと気づく。
存在しないとされる作品に、いとも簡単にモデルがあるってあっさり説明する由良。
すんなり聞いちゃうハル。
なに? 最初の設定を書いてる途中でうっかり忘れたわけ?
ミステリーではないんだろうけど、ちょっとそこないがしろにしちゃ成り立たないんじゃないかな。

 

ついでに、その血と普通の血の成分が違うことは、女ならわかることだし。
えげつない想像をさせたかったのかもしれないけど、ミステリーとしては、どう考えてもありえない空想でしかないよね。
ちょっとがっかり。

 

後半は、前半でもちらっと出てきたいとこの、モデルやってる女の下心。
双子といいつつ、キャラ違いすぎるでしょって思った私としては、どうしてこっちを好きなのか、理解できるものではなかったが、DVに嵌る女や不倫に嵌る女は繰り返すというそうところでもなく、単なるないものねだり系かってので、やっぱりつまら…ぅ。

 

美形双子の話なのに、あんまりにも「萌え」な部分がない珍しいパターンでした。
こんなに偏愛を描いているのにねぇ。

 

つか、また一人称か…。

 

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Comment
nanaco☆
2010/10/04 8:09 PM
さくらさんこんばんは〜♪

同じく「うーん」な続編でした。
プシュケが良かったから、あの切なさを期待しちゃいますよね!
ミステリとしても中途半端だし、暇つぶし程度って感じだったかな…^^;
セイジャの式日に期待することにしましょうか。。。

さくら
2010/10/05 11:01 PM
nanacoさん、こんばんは。
プシュケがあんまりにも良かったので、
ちょっとびっくりな薄さでしたねぇ。
ホント、暇つぶし程度でしたかね。
双子にもう少しメラっとくるかと思ってたのに…。

It comments.









    
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屠られ日記! | 2010/10/04 7:20 AM
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Bookworm | 2010/10/04 3:21 PM
JUGEMテーマ:読書 美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。しかし、そこにいたのは同じ美大に通う“噂の”由良だった。彼もまた布施正道に会いに来たというが…。 「プシュケの涙」の3年後の物語。前回と同じように前半
ナナメモ | 2010/10/05 11:17 AM
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