◆小耳書房◆
片雲さくらの讀殺書店。
小説・漫画・ラノベ・BL、読書レビューを中心に、
ぐうたらアラフィフの呟きと呑みと音楽のblog。
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2006.10.28 Saturday 03:11
きのう、火星に行った。
きのう、火星に行った。/笹生 陽子/講談社文庫
面白かった。へそ曲がり的な主人公の気持ちがよくわかるので、「いいぞ」って感じです。心にぐっとくる言葉がたくさんあって、よい本だと思いました。
主人公の山口拓馬(小6)は特に努力などしなくても勉強もスポーツのできる子なもんだから、努力が嫌い、マジになるのはタルイし、人気はあるけど友達とも進んで遊ぶわけでもなく、いつもなにもかも中途半端。でもそれでいいと思っていた。だかある日、クラスで選ばれハードル走の選手になってしまった。さらにその日、病弱なために今まで遠くで暮らしていた弟が帰ってきた。静かな生活ががらりとかわり、うるさくて妙ちくりんな弟を好きにはなれない。ハードル走の練習だってやりたくない…。
って感じの話。主人公は小学生だけど、でも「ちょっと頑張ればできるってわかってるから、いい」って感じの人は多いのじゃないか? 「もうちょっと頑張る」ってことを「どーでもいいよ、そんなの」って。別の言い方すれば、「やる気になればできるんだ」って言い聞かせてるだけで、最後までやり遂げないって、そんなこと。
「はっ」と思いましたね。滅多に怒らないお父さんに殴られて言われた言葉とか、最後のところとか、なんつーか、目覚めさせられたって感じです。私もかなり超適当が心地いいと思ってる人間だからなー。読み終わってとりあえず謝っておきました。「ごめんよー」
まぁ、でもこの弟は私は好きにはなれないなーと思ったけど、それでも優しくなっちゃうんだからやっぱ、お兄ちゃんってスゴイんだね。弟が言うこともわかるけど、だからって「セブン」より「スピルバーグ」が面白いって言われても困る。(「セブン」じゃなかったかな…?)
面白かった。へそ曲がり的な主人公の気持ちがよくわかるので、「いいぞ」って感じです。心にぐっとくる言葉がたくさんあって、よい本だと思いました。
主人公の山口拓馬(小6)は特に努力などしなくても勉強もスポーツのできる子なもんだから、努力が嫌い、マジになるのはタルイし、人気はあるけど友達とも進んで遊ぶわけでもなく、いつもなにもかも中途半端。でもそれでいいと思っていた。だかある日、クラスで選ばれハードル走の選手になってしまった。さらにその日、病弱なために今まで遠くで暮らしていた弟が帰ってきた。静かな生活ががらりとかわり、うるさくて妙ちくりんな弟を好きにはなれない。ハードル走の練習だってやりたくない…。
って感じの話。主人公は小学生だけど、でも「ちょっと頑張ればできるってわかってるから、いい」って感じの人は多いのじゃないか? 「もうちょっと頑張る」ってことを「どーでもいいよ、そんなの」って。別の言い方すれば、「やる気になればできるんだ」って言い聞かせてるだけで、最後までやり遂げないって、そんなこと。
「はっ」と思いましたね。滅多に怒らないお父さんに殴られて言われた言葉とか、最後のところとか、なんつーか、目覚めさせられたって感じです。私もかなり超適当が心地いいと思ってる人間だからなー。読み終わってとりあえず謝っておきました。「ごめんよー」
まぁ、でもこの弟は私は好きにはなれないなーと思ったけど、それでも優しくなっちゃうんだからやっぱ、お兄ちゃんってスゴイんだね。弟が言うこともわかるけど、だからって「セブン」より「スピルバーグ」が面白いって言われても困る。(「セブン」じゃなかったかな…?)
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たいせつなのは、想像力と、集中力と、信じる力と、そしてスピード。
おれの名まえは山口拓馬。六年三組。趣味は、なんにもしないこと。
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粋な提案 | 2010/10/15 2:23 PM
2010/10/15 2:24 PM
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