片雲さくら

鬼の哭く森―マルゴの調停人

「ナノの調停人」としてまた、アルゼンチンでのノエルの尻拭いというちょっと恥ずかしいデビューが、協会関係者にもマルゴの住人にも噂として広まっていることに頭を抱える賢斗。ノエルの下で勉強するべくイギリスに渡る準備を佐々木がする間、アジア担当の調停人・アレクの調停を見ることになる。座敷童しと狢の所有権をめぐる調停はうまくいったが、鬼と火車の土地争いは調停後、不服とした両者が戦いを始めることに。
「誤差」がわかる賢斗はその調停が中間でないことに気づいていたのだが。それを守護人に指摘され…。

 

ノエルは? ノエルは? ノエルは?
と、待っているうちに終わってしまった。そうだよね、日本だもんねぇ。ぐすん。

 

「頭ではわかっているんだけど、感情がついていかない」
いやいや、どうも賢斗くんはそう見えないぞぅ。
勘は働くけど、言葉にできないといったほうがいいんじゃないかと思うくらい、どうやって「ナノの誤差で中間がわかる才能がある」と判断されたのか、さらさら不思議。
わかっても伝える言葉がないというか、そこまでの知識(しきたりとかそれ以前に、コミュニケーション能力が)がないと、できない仕事だと思うんだよね。
幸い触発されるような人間(プラス人間以外)がたくさん周りにいるわけだから、さくさく成長してくれると嬉しいね。

 

クオーター吸血鬼で年下のイサにでさえ、わかること、見透かされることにオドオドとしている。
やりたいことができたから、高校をやめて留学する。その理由さえ(隠さなきゃいけない事実があるにしても)うまく伝えられないってどうなんだろうって、ちょっと呆れた。それほど説明はなかったけど、そりゃ石沢さんだって怒るよ。
ま、仲直りしてくれてよかったけどね。

 

イサは嫌々ながらも家族の元へ顔をみせる。賢斗もついていったわけだが、「クオーター吸血鬼」であることを知らないながらも家族は、どことなく察知しているのではないかと感じる食卓。
可哀想だ。細い糸の上で綱渡りをするイサ、普段しれっとしてるだけに、姉になり変わってぎゅうと抱きしめてやりたくなるね。

 

それにしても今回はちょっと薄っぺらい感じがしたな。
デビュー作で力使いきっちゃったのかしらね。それとも日本の妖怪には箸置き程度の関心しかないのかしら、あまり奥行を感じない、さらっとした話だった。
それよりも、ハビ(山羊男)に含みを持たせることに余力を使っているような。。。

 

パンツ見せる腰穿きってもう死んだファッションだと思ってたけど…、そのままイギリス行くのは勘弁してほしいなぁ。
イサと佐々木と一緒なんだから、見あう格好しようよ。
アルクのファッションをつっこんでる場合じゃないと思うぞ。
文句いいつつ多分、次巻も買う予感。…ノエル。

 

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【内容情報】(「BOOK」データベースより)“人ならぬもの”の諍いを収める調停人の卵・ケン。見学先の東北の農村では狢と座敷わらしが一触即発。さらに富士の樹海でものっぴきならない騒動が!沈着冷静料理好きエージェント佐々木に超絶美少年系吸血鬼イサ、日本担当調
++薫風日記++ | 2010/01/19 8:30 AM
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