片雲さくら

オールトの雲

評価:
一穂 ミチ
新書館
¥ 588
(2009-03-10)
少し違和感が残った。
幼馴染
互いを大切に思う二人の姿が素敵です。

今まで会った異性の中でいちばんの美人を挙げろと言われたら、太陽は迷わず流星の母親を選ぶ。
出だしがそれなんで、びっくりしたんだが、太陽と流星、名前でした。

 

隣に越してきた母子、「仲良くしてね」の言葉に押されて太陽は流星と仲良く成長していく。人みしりもあったが、流星はドライで言葉数も少なく、またハーフということもあって、なかなか人と馴染めないところもあったが、太陽は誠実でいつでもまじめな流星が好きだった。星が好きな流星とよく天体観測をしたりもしたが、高校に上がってからは隣に住んでいてもなかなか顔を合わす機会もないままに、会うたびに友として接してきた気持ちに変化が。そんなある日、お姫様のようだったあの流星の母が亡くなったと知らされる。大きなお城に一人残された王様のような流星に、離婚し別の家庭を持つ父親が、ハワイで一緒に住まないかと話を持ちかけてくる。

 

「雪よ林檎の…」のほうが好きだったなと、先に言っとく(笑
揺れる気持ちとか、温かい家庭とか、昴先輩とか、髄所いいところはあるんだけど、あまりにもキレイすぎて、猜疑心で一杯になる。私のような卑屈なババァには向いてない作品なのかも。

 

ただ、いつも独りで抱えて、そんなにも辛いだろうことも自分にさえ気取られないよう過ごしてたってこととか、遠レンのなかの耐えがたきもやもや、とか、そういう表現はつい、ホロっときてしまいます。上手いです。

 

複雑だなというのが素直なところで、そういうのもありかと思うけど、太陽の母親の気持ちかしらね。
他所の家のことまで首つっこむもんじゃない、恋愛だからいいのか? 流星が寡黙だというのはわかるけど、ホントのところはどうなんだろうっていうのが、なんとなくはっきりしないまま、太陽が選んだ答えに流されている気がして、本人の心が聞きたかったなと、ちょっと思った。

 

家族の大切さとか、家族のつながりとか、そういうのを丁寧に描いていると思う。
太陽ってのはきっと誰にでもそう親しく話せる人間なんだろうけど、あまりにもボーダーがなさ過ぎて、私としてはちょっと怖い。本人抜きで話すことなのかなぁと、恋愛というには少し淡泊なんで、そのバランスが痒いと思った。

 

前回も感じたように「つまみ」で流れていくところが多くて、いつの間にシーンが流れているのもちょっともったいない。

 

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