◆小耳書房◆
小説・漫画・ラノベ・BL、読書レビューを中心に、
ぐうたらアラフィフの呟きと呑みと音楽のblog。
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なんてったって国芳
ポスターがもう貼ってあると思って、駅で佇む。
6月って書いてある。
でも「没後150年〜」ってタイトルは一緒な気がする…。
なんて、捕らわれてたら遅刻してしまいました(汗
没後150年 歌川国芳展、こちらは大阪、静岡、東京と巡ってくる前期後期展。
没後150年記念 破天荒歌川国芳展こちらは6月1日〜26日=前期、7月1日〜28後期で、太田浮世絵美術館やっているらしい。
一度行ってみたいと思ってたのよね、ここ。
中でも5メートルに及ぶ絵巻に描かれた歌舞伎役者の草稿(前期)と、昨年8月に見つかったという女性幽霊の寄せ絵「かさねのぼうこん」(後期)は見ものですね。
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没後150年 歌川国芳展
ってか、昨年、前期後期で観に行ってやっぱり「いいぜ!」って堪能した歌川国芳ですが、
今年は全国規模で展示されることと、てか、もう大阪にて始まっております。
没後150年 歌川国芳展
没後150年 歌川国芳展 | 大阪市立美術館
どうやら今回も、前期後期で展示内容を変えての展覧会となるようです。
大阪の場合、大阪市立美術館のサイトのほうに、前期後期のリストが記載されておりますので、ご参照ください。
浮世絵と云うと歌麿や広重、写楽くらいしか知らないという人でも、国芳を観たら違う感想を持つと思います。
今の時代、アイドルの生写真だの、漫画だの小説だのとそれぞれ楽しめますけど、浮世絵によって、江戸時代のあらゆる文化、歌舞伎やら書物やら言い伝え、あるいは遠く見たことのない地の風景や景色、そして風刺や町の人々の暮らしに浸透した日々の風景から、事件に至るまで、描かれているのです。
歴史的事実や伝記が好きな方、
なにより、漫画好きの方、殊に妖怪ものやら異世界やら、
おちゃめなものが好きな方、
浸れると思いますので、是非この機会に観に行ってみてください。
大阪のあと、静岡、そして東京となるようです。
ああ、前回買えなかったグッズやら、画集やらのために、
今から金貯めないといけませんねぇ。。。
昨年の記事はこちら 歌川国芳-奇と笑いの木版画-行ってきました♪
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プチ犯罪チェッカー
まぁ飲みすぎて、どうしようもなく吐く場合、
路上に吐くのと、草むらに吐くのとどっちが犯罪なんでしょうかね。
それ以外、チェックした記憶もないんだけど、こんな結果に…。
プチ犯罪チェッカー | 弁護士ドットコム
ホントに、3,4個しかチェックしてないんだけど…???
で、結果を気にしてケータイに結果メールを送る人は多分、改善の余地あるんだろうけど、「ならいいや」で終わらせちゃう私みたいのは、ダメダメなんだろうね。
気になる人はやってみてください。
自制が効くようになるかもよ。
って、明日また忘年会だけどねん♪
さよならブログペット
メールを見たらブログペット終了のお知らせがあったので、
ちょとびっくりしました。
2010年12月15日(水)、BlogPetはサービスを終了します | ブログペット
JUGEMに引っ越してから、ペットの獅子丸くんと
更新してきたブログなのにね。
獅子丸くんのおかげでお友達もできたりしたのにね。
アクセスログはjugemのものよりはるかに使い勝手もいいし、
必要情報が取り出せたのにね。
ま、正直最初だけであとはさっぱりアクセスしなかったけどねぇ。
いいサービスをありがとうございました。
豪華な漫画家陣と…
前回、(自分的には)特別魅力的だ! と思わせるほどの謎の人物を抑えているわけでもなく、特別魅力的だと思う人物でもなく、
そしてまた、特別この作家が描くなら! という萌えも残念ながらなかったので、チェックもしなかったけど、今回はスゴイ。
ええ、あくまで個人的ですよ。
ま、でも今回のラインナップは「読者が選んだ好きな日本人50人」なので、
そこらへんも前回シリーズよりよさげな感じがしますな。
雷電為右衛門を荒川弘が描くらしい。これ、微妙にツボでやんす。
ひさびさにロールちゃん襲撃
久々に仕事でミスしました。ち
コンビニに行ったら、久々に発見したので買ってきました。
リンゴの加工物ってキライなんだけど…。
ホント、久々にみたら、長いなぁと。改めて思った。
食いきれるだろうか…。
明日の朝ごはんでやんす。
2009年読書のまとめ・漫画
2009年に読んだ漫画のみをまとめてみました。
計116冊(再読は含みません)。
さて、どういうランキングにしようか。
少女漫画・青年漫画・少年漫画とジャンルで分けるにはムズカシイ。だって、どの雑誌に載っているのかわからないんだもん。
でもAmazonで出版社別にみると、どうやら私が好んで読んでいるものの多くは少年誌のようですよ。…って言われてもわからないよねぇ。
ってことで、漫画はテーマごとにオススメベスト1をご紹介します。ようするに、10っこに絞れなかったってことですわ〜
2009年小耳書房オススメの漫画
【連載中の漫画】
画力とキャラの魅力に没頭
褌しめるのが嫌いな吉原言葉を使う傘職人・詩郎とそんな彼を放っておけない正義感の塊の警察官・光路郎が織りなす大正を舞台にしたミステリー&コメディ。
猟奇殺人も起こりますが、ユルい詩郎くんと熱血漢の光路郎に思わず笑いが。そしてなにより、いつまでも眺めていたくなるような、描き込みっぷりに堪能してしまいます。
抱腹絶倒!
佐藤君の柔軟生活 (1) (UN POKO COMICS)
金色 スイス
久々の大ヒット。電車や学校、人前では読めない、思わず噴き出してしまう面白さです。魔界学園を舞台にしたコメディ。
飄々とした主人公に掻きまわされます。美骨の死神フレディにゾッコン(シゴ☆)です。
渋い時代劇
竹光侍 7 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
松本 大洋
刀に取り憑かれるほどの腕を持つ侍は、血を吸ってきた刀を質に入れ、江戸の長屋でひっそり暮らし始めるが、穏やかな生活を許されない因縁があった…。
ダイナミックな絵と、荒削りなスリムさで進む話なのに、どうにもあれこれ思わずにいられない上手さがあります。そろそろ終盤です。
SFファンタジー
放課後のカリスマ 3 (IKKI COMIX)
スエカネ クミコ
偉人のクローンばかりを集めた学園もの。ケネディが大統領となり暗殺されたことから、学生たちは自分の歴史を繰り返すのか、なんのために作られたのか、不安を抱え始め…。
竹宮恵子や萩尾望都にハマった同世代の人たちには、間違いなくオススメの世界です。
オヤジと歴史ものの魅力
ネリヤカナヤ~水滸異聞 3 (アックスコミックス 3)
朱鱶 マサムネ
水滸伝を知らない私でも楽しめる、作者が独自に編纂したという異聞録。
おっさんばっかですが、肉体美がたまりません。
メルヘンチックなほのぼの系
つづきはまた明日 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)
紺野 キタ
「おかあさんのしてくれるお話はおしまいがないんだよ」亡き母の思い出。妹思いの兄。引っ越してきたその家族とご近所さん、クラスメイトのかわいい物語。胸にきゅっとくるお話。
『夜の童話』もすんごく良かったので、今後も注目していきたい漫画家さんです。
【完結している漫画】
王道少女漫画
群青学舎 全4巻 (BEAM COMIX)
入江 亜季
田舎話、女子高生の恋愛、魔女、異国の姫様、科学者。全ての話がつながっているわけではないけれど、「群青学舎」と題されたその中身に没頭できるのは恐らく、少女漫画に夢みていた頃があるからでしょう。入江さんの漫画は突飛な設定もありますが、説得力のある展開と期待を裏切らない筋が通った物語です。
「コダマの谷 王立大学騒乱劇」ともリンクしてます☆
魔法使い家族の物語として始まった「乱と灰色の世界 1巻」のほうも、始まりからとっ散らかった感じが今後の展開を期待させます。
恋する女の子の強さ
あかく咲く声 全2巻 (白泉社文庫)
緑川 ゆき
1巻
2巻
気になる男の子は実は不思議な声の持ち主で、警察に協力依頼されていてしょっちゅう危険な目にあっている子だった。それでも好きになってしまった女の子は、少しでも近づくために…。
不思議な力は善にも悪にも利用できる。その前に、その力に溺れないよう自分をも律しないといけない。人間関係の中に、作者の人のよさが滲み出ているいるいいお話でした。
大人買いで一気読み、もちろん愛蔵版
雨柳堂夢咄(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) 全12巻
波津 彬子
骨董屋の雨柳堂の孫息子は、憑きものや霊などと話もできるし、通じる世界へ渡る術も鎮める力も持っている。骨董から放たれる持ち主たちの物語と雨柳堂に関わる人々の物語。
ああ、今年の初めに読んだのはこれだったのですね。物には念が籠るという考えは否定できません。人が死んでも思念が残るのだから、物にもあって当然でしょう。
恋愛とミステリーとホラーとファンタジー。細かい描き込みと時代を醸し出す、暗さと美しさがたまりませんね。
濃密で複雑な家庭ドラマ
アンダーザローズ冬の物語 (幻冬舎コミックス漫画文庫)
船戸 明里
没落侯爵家の幼い兄弟は、伯爵家へ引き取られるが、まさにその家で死んだ母の死について疑問を抱えている兄は、伯爵家の兄弟や、他にもいる妾の家族と打ち解けることもなく、銃を握る。
良かれと思って差し伸べられる大人の手。蟠りを解決して向き合えるまで丁寧に描かれている。
神話世界の妙
オリンポス 全2巻 (ZERO-SUMコミックス)
あき
1巻
2巻
神と人の違い。人の欲を持たないというのが神ならば、彼らはなんのために創られたのか。膨大な時間の退屈凌ぎに一人の人間を箱庭に閉じ込めたアポロンに寄ってくる者たちの言葉。
言葉の知恵の輪遊びのようで、色々考えさせられ面白かったです。
今年最も泣いた漫画
私たちの幸せな時間 (Bunch Comics Extra)
孔 枝泳, 佐原 ミズ
生きる価値を見出せず自殺を繰り返す女が、ある日死刑囚と面会する。死を覚悟している彼と会い話をすることで、お互いに「幸せ」についてそれぞれ理解し始めるが、死刑囚は刑を受ける日を迎える。
韓国のお話らしいですけど、死刑制度について、親子の不和について考えます。
手紙に泣きました。
「つづきを読む」のほうに、リストを掲載してます。
2009年読書のまとめ・BL
2009年に読んだBLのみをまとめてみました。
小説9冊、漫画18冊、計27冊(再読・雑誌は含みません)。
小説は比べるほど読んでないので、漫画だけランキングしてみましょう。今年もかなり良い作品が多かったですね。
2009年小耳書房 BL漫画ベスト5
第1位
百日の薔薇 (アクアコミックス)
稲荷家 房之介
1巻
2巻
神代から続くカリスマ的存在の指揮官・タキは敵国から「騎士」としてクラウスを連れ帰り戦場の最前線へと繰り出す。クラウスの狂犬的な固執は、民衆に崇められるタキの存在を脅かすものだったが…。
酔いしれた。美しすぎる。この気高さ。それゆえの歪んだ狂犬の熱き想い(笑
BLでこれほどの大河ドラマが見れるとは思ってもみなかった。根気強く、メンドクサイ軍服や戦車や戦場の描写をよく描いたものだと拍手を送りたい。
第2位
俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスアルファ)
水城 せとな
窮鼠〜
俎上〜
100%草食男、「流され侍」と異名を取るほどのフラフラ男・恭一だけど、7年ごしの想いを遂げた今ヶ瀬。「窮鼠〜」ではまさにネズミちゃんだった恭一だが、続編で腹をくくった流され侍よりむしろ、今ヶ瀬のほうが救いようがなかった。
男女間でもそうだと思うのだが、そこまで突き詰めてしまうと人とかかわって生きていくことすら、空々しく感じてしまうだろうに。だからどうにかして救ってほしいと願ったものだ。
読み終わって激しく力尽きるほど、魂を持ってかれた作品でした。
第3位
人はなぜ働かなければならないのか (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
山田 ユギ
社会人なら誰しも考える話題を、「そりゃそうだ」と失笑するような笑えるオチに落してくれる爽快な漫画。要領悪そうなオヤジな上司でも、好きになっちゃえばへっぴり腰さえ愛おしく見えるものなんですねぇ。
第4位
真空融接 下 (B's-LOVEY COMICS)
びっけ
上巻
下巻
補給者は供給者の『力』を定期的にもらわないと生きていけず、逆もまた同様。その方法は異国からみれば接吻だった。なんとも哀れでメンドクサイシステムだが、お陰様で可愛いキスシーンをちらほらみることができる。そんな仕組みだから結婚について考えるとき、少し事情が違ってくるのだ。
BLに入れちゃいけないかなと考えるほど、アレクシの父と母の物語はよかった。そして、父のパートナー・ジルもまたいい。
第5位
ジュテーム、カフェ・ノワール (Dariaコミックス)
ヤマシタ トモコ
砂山の棒倒しのように、一気に切り崩してしまえば終わってしまいそうでいながら、どこか繊細な部分を持つ短編集。
差別的用語と暴言の数々を鬼畜のごとくまき散らしながらも、どこか笑える、なぜかハッピーエンドになる、まさにヤマシタトモコワールドですね。
2009年読書のまとめ・ラノベ
2009年に読んだラノベのみをまとめてみました。
計40冊(再読は含みません)。
ラノベはほとんどシリーズものなので、なかなか手が出せないのが現状ですね。
そしてイラストレーターによる力が大きいので、大きく裏切られることもあったりしますし、現段階でも踊らされている可能性もあったりします。
そして続きものが多いというところで、巻によって波があったりしますんで、「これ!」とはなかなか言えないものですね。
2009年小耳書房 ラノベベスト3
第1位
プシュケの涙 (電撃文庫)
柴村 仁 (著), 也 (イラスト)
女生徒の転落死を目撃した男子生徒に近寄る変人とあだ名される由良少年。何故彼女が死ななければならなかったのか、真相に迫ろうとする。
キワモノキャラと面白さと、無器質だった死が後半の話のお陰でなんとも切なくやりきれない話となる構成の面白さ。ラノベというより、ミステリーとして普通にオススメのお話。
第2位
カラクリ荘の異人たち 2 ~お月さんいくつ、十三ななつ~ (GA文庫)
霜島 ケイ (著), ミギー (イラスト)
裏(異世界)とつながっている賽河原町のアパート“カラクリ荘”にわけあって住むこととなった高校生の太一。あやかしご近所奇譚。
彼に懐く市松人形の付喪のあかねちゃんがとにかく可愛い。イラストも柔らかくて、イメージをさらに膨らませてくれる。
第3位
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)
多崎 礼 (著)
十八諸島の島主の館では冬至の夜、世界の物語を語る“語り部”がやってきては、夜が明けるまで火を囲って語りつくす。何故、冬至の夜なのか。何故、島主の館なのか。何故、魔物は存在するのか。
人を喰らう魔物、島々の戦争と歴史、語り部の話によって徐々に明らかにされていくミステリーが、夜毎の寝物語のようで面白い。
「つづきを読む」のほうに、リストを掲載してます。