片雲さくら

月夜の島渡り/恒川 光太郎

さとうきび畑の集落にクームンが出没した。もじゃもじゃ頭の大人の男、片手に蛇をつかみ…。誰もが恐れていたがある日クームンの棲家を見つけた私は彼にくつを差し出した。願いがかなうとは思っていなかったが、「母がまともになってほしい」と呟く。クームンのせいかはわからないが母はそれからしばらくして、酒を飲んで暴れることはなくなった。(クームン)

 

沖縄のどこかを舞台にした7つの短編ホラー集。
私なんぞ、沖縄には行ったことがないので、イメージを押し付けられるとそのまま想像してしまう。もしかして未だ誰も知らない、おそろしい島が存在するかもしれないと思うとコワイ。

 

そうはいってもどちらかといえば、人がすこしおかしくなっているところもあるし、殺人が土台だったりするので、やっぱり未知の生物がいると思うより、隠され続けてきた犯罪や人の心の歪みが怖いのだと思う。
『夜のパーラー』
見下してたはずの人間に出しぬかれることなんてないと思っていたのに、いつの間にかこういうことになってしまうなんて…。自分にも起りそうで、絶対に巻き込まれるものかと思っていたはずなのにこのラストは、という感じだった。

 

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片雲さくら

若冲と蕪村展@サントリー美術館

六本木は鬼門なんですよ。
待ち合わせに必ず失敗します。
だから早めにでたのに、やっぱりダメでした。

ま、それは置いといて。
久々に友達からメールがきて、若冲展があるので一緒にってことで行ってきました。

若冲と蕪村展

土曜日のせいか結構混んでましたね。
アレですね。音声ガイド、案外利用する人が多いみたいです。
イヤフォンした人たちがガラスにへばりついて、まったく動かない。
…説明長すぎるんじゃないですかね、作品ひとつひとつについて、解説するのはいいと思いますけど、展示品をまわりながらっていうのはどうなんだろ?
自分の感性で見たいものを見て、じっくり楽しんで、
講義や裏話なんかは別でやったら? って思うんだけど。
何か残りますか?

ま、人それぞれの楽しみかたがあるからね。
その後ちょっと休もうと思ったけど、「ちょっと」という値段でくつろげる場所もなかったので、新宿に出て飲みに行きました。
六本木はやっぱ私には合わないなー。


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片雲さくら

ジヌよさらば〜かむらば村へ〜

〜あらすじ〜
金を使わずに済むよう田舎の村へ引っ越してきた若者だが、生活するには金がいる。水も引かずガスも使わず、でも冬の寒さをしのぐのに、囲炉裏があってもマキは買わなきゃならない。「バカなのか?」溜まらず村長が世話を焼く。
田んぼ耕して生きるというが苗植えるにも…。

監督・脚本・出演:松尾スズキ 原作:いがらしみきお
松田隆平、阿部サダヲ、松たか子、西田敏行


おせっかいというのはあるが、荷物を持ってあげてバスに積んでくれるはいいとしても、投げるな…ものくれるにしても…、と、まあ、最初っからこの若者・松田龍平の役を食う勢いで村長の阿部サダヲが雑に入ってくる。
俳優陣がみんな顔だけで笑える存在感のある人たちなので、始まってすぐ笑える。
ほぼ笑いっぱなしだ。
暫くすると下ネタも激しくからんでくるので、カップルは黙るし、女性も笑い声を控えたりしてるっぽかったが、私は一人で多いに笑った。
こういう映画だと笑いのツボが一緒じゃないと苦労するんだろうねぇ。とか思ったり。

金で嫌なことがあった若者ということだが、なんだか、その破たんぶりはそれだけが原因じゃない気がする。
人に助けてもらったり、ものもらったりしたらありがとうってさっさといえよと思うが、それを口にすることで要求されるとでも思っているのかしらねぇ。だとしたら深いけど。大概の村人が、「バカなの?」って聞きたくなるほどの人なので、面白かったのは確か。
片桐はいりがやたらツボだった。

途中から、村長が主役っぽくなってしまう。
そっちの方が重いからな。ちょっと笑えないだろって思ったりする。
ひとつ間違えば死ぬかもしれんし、暴力では笑えないな。

お金を燃やすのって犯罪じゃないの? って思ってたので、最後はなんだかなーと思ったんだけど、自分の紙幣なら問題ないってネットで書いてあった。そーなの?
村長がでっぷりしてなきゃいけない理由はあったのだろうか?
詰め物が不自然だなーって思ってたら、トイレでそう言ってる女子もいたので、私だけではなかったようだ。
ま、とにかくユルくて、笑える映画でした。

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片雲さくら

塔の下/五條 瑛

天藤会のシノギを任せている畠がつまらない犯罪で捕まったという。白樺は警察にハメられたのだと疑い、鏑木に調査しろという。
一方、スナックで働くエイコの上客の老人はこの界隈では有名な金持ちで、蠅のように集ってくる男たちを調べてみると、中国系の町金がらみのようだ。
そして、ずっと消息を絶っていた京二の父から、京二に連絡があったという。

 

世間は狭いとはいうが、そんなにもうまいこと狭い行動範囲の中で、あれもこれも繋がってしまうというのはちょっと怖過ぎる気もしないでもないが。
それだけ、特殊な人間たちが、吹きだまってしまった街だということなのだろううか。

 

暴力団を排除しても、会社として存続してしまうなら意味がない。
ヤクザがいなくなったとしても、小指をなくすこともなく、見た目にはなんの違和感もない一般人が実はもっと悪質なシノギがわりの稼ぎに動く。
嘆き方は様々だが、警察も町民もそして暴力団までも嘆いているというのが、なんとなく面白かったし、共感する。
クレーマーとモンペア、どっちが凶悪ですか? 
フリーターとゆとり世代、どっちが怠けものですか? みたいな。
ひとくくりにはできないけど、粗悪なヤツは隠れるのが上手い。

 

京二がケリをつけてしまった。 もう鏑木のお手伝いもお掃除もしに来てくれなくなっちゃうのかと思うとちょっとさびしい。
ヤクザではないけど組織にどっぷり絡め取られてしまっている鏑木を、年下ながらに嗜め、寄り添ってくれる有難い人物だったのにな。
あ、なんか、中原一也さんとこの双葉を思い出したw

 

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片雲さくら

3月に読んだ本(2015年)

んー、3カ月前からの積読が解消できないまま、
読みたい本はじゃんじゃん増える。
なのに、ぜんぜん読む暇がない。困ったもんだ。
通勤時間が圧倒的に減ったので、電車の中ではスマホ弄って終わってしまう。
昼休みも、休むより早く帰って仕事して、その分早く帰りたいがために、今は読書の時間がない。
そのうち読書休みを取ろうかなー。
でもきっと一日中、本読んで終わりなんて過ごし方はできないんだろうなぁ。


2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1949ページ
ナイス数:40ナイス


ラバー・ソウル (講談社文庫)ラバー・ソウル (講談社文庫)感想
うっわああ、面白かった。さすが井上夢人。最後の章になってもまだどっちがホントだかわかんなくって、最後の行まで疑いながらもこの人にしかわからないだろうことで〆。凄すぎる。そして、それが真実なんだと思いたくなる。障碍者をみてあからさまに悲鳴を上げるようなことはしないと思うが、フケが肩にもっさり載ってる人をみて飛びのいてしまったことがあるので、わからない。ただただ、彼について色々考えた。ビートルズを聴いてもう一回読みたい。
読了日:3月23日 著者:井上夢人
リンクス (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)リンクス (ビーボーイコミックスデラックス) (ビーボーイコミックスDX)感想
オムニバスか。こうしっかりした設定だと細々と読んでみたい気がする。でもちょっと、2〜3人同じ人物だと思ってたので、ラストの設定を覚えたうえでもう一度読み返してみたい。ドクズで破滅的な兄の話をもっと読みたい。
読了日:3月15日 著者:キヅナツキ
nez[ネ] Smell and Memory (SHYノベルス319)nez[ネ] Smell and Memory (SHYノベルス319)感想
病気の人間の匂いがわかる犬がいるというが、ストレスの匂いが鍵割れられちゃうって、なにより嫌だなぁ。このまま鼻きかないままだったらそのほうがいいかもねなんて思ってしまう。まだ続くのね。
読了日:3月14日 著者:榎田尤利
クロネコ彼氏の愛し方 (1) (ディアプラス・コミックス)クロネコ彼氏の愛し方 (1) (ディアプラス・コミックス)感想
ネコ擬態はギャグじゃなかったのね? 一巻といってもこれが始まりじゃなかったのの、なんか出来上がったところからだとトキメキがない…
読了日:3月13日 著者:左京亜也
フラジャイル(2) (アフタヌーンKC)フラジャイル(2) (アフタヌーンKC)感想
顔や態度からして悪役に見えてしまう岸先生だが、実は仕事の鬼なんだな。自分の出す判断に100%の自信を持って人に提供できる人ってすごいと思う。
読了日:3月13日 著者:恵三朗
しばおっちゃんしばおっちゃん感想
本屋のお試し見本みたいのが面白かったので、買ってみたけど、面白いのはそこだけだった。なぜ犬になるとか謎のままのほうが楽しかったんじゃないかと思う。ま、ちょっと和んだけど。
読了日:3月3日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
フラジャイル(1) (アフタヌーンKC)フラジャイル(1) (アフタヌーンKC)感想
お茶の水の本屋に行ったら医療系の漫画が平積みになってた。その中でこれを選んでしまったが失敗ではなかった。医者じゃなく病理というジャンルは新鮮でしらないことばかりで面白かった。岸先生のキャラもいい。続きが気になる。
読了日:3月3日 著者:恵三朗

読書メーター

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片雲さくら

ラバーソウル/ 井上夢人

幼いころから病気のせいで友達もいなかった鈴木誠。病気のせいで顔は誰もが見るに堪えないほどで、足も長さが違うため歩くだけでも不格好。裕福な家庭であったため学校にも行かず、自殺を繰り返すほど苦しんできた。女の子はおろか人と付き合うことなく36まで過ごしてきた彼だが、好きなビートルズについて雑誌に投稿していたことから評論へ。それが外の世界へ初めて繋がった。
その編集からヴィンテージカーを貸してほしいと頼まれ、撮影へ出向く。そこで運命ともいえる美しいモデル・美縞絵里に出会ったのだ。

 

物語はその撮影シーンから始まるわけだが、4人のモデルのうち二人がその時事故に巻き込まれて死んでしまう。生き残った絵里を、鈴木誠が送ることになってしまったがために、鈴木にとっても絵里にとっても大きな事件がさらに続く。
なんか、あらゆる人から刑事かなんかが聴き取りでもしているように、回答が繋がるので、ああ、生き残った人が証言でもしてるのかなって思ってしまうが、どの時点だ? とだんだん混乱してくる。
「バケモノ」と呼ばれた男と美女ではストーカーという形しか成りえないのだとしたら、なにが純愛なんでしょう? 勝手な理屈で周りの人を排除していいのかい? と思うのだが、偏愛能力(?)があれば電話番号変えてもすぐわかるもの? それとももっとデカイことが起って、あとの証人が明かすの?
物語が進むほど、読むスピードも謎も加速する。

 

いやぁ、井上夢人はスゴイ。
最終章のラスト何ページにきても、まだ信じられなくて、だって、評論とか書けちゃうような頭がある人だから、それさえも嘘かもしれないし、金山でさえ、信じていいのかわからないのだから、「どっちなの?」という感じだった。
絵里が仕組んだんだっていわれても、誠が仕組んだんだといわれて、どうとでもとれる。状況証拠というなら絵里は誠の言い訳の方が一枚も二枚も上手に見えるけど、そう仕向けることもできたんじゃないかと。
だから、最後の行にきて、金山にしかわからないこと言われても、「えー…」ってな感じだった。
切ない。

 

障碍者を見てあからさまに悲鳴を上げるようなことはしないとは思うが、以前、肩にフケがもっさり載ってる人をみて飛びのいたことがある。よくよくみたら頭皮がちょっと可哀そうなことになっていて、それは失礼だったとは思うがしかたがない。
しかし、容姿がそこまで醜くなってしまう病気というのはなんだろう。理由が分かれば直視するかと言ったら、きっと、「話を聞こうとすれば人はみな顔を背けるんだ」というのも説得力がある。自分への言い訳を探しているだけだ。
そう思うと余計、想像もできない誠の姿、表紙を眺めながら読後色々と彼の想いと「生きる楽しみ」について、胸を打って堪らない本だった。

 

ラバーソウルがどういう中で創られたアルバムかということが最後の方に出てくる。
アイドルだった頃の映像と、有名曲、あとは解散後のそれぞれの代表作くらいしかしらないので、ちゃんとアルバムごと聞いてみたいと思った。

 

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片雲さくら

久々に炭火焼肉ランチ♪

ホルモン食堂
お気にの焼肉ランチのお店がランチをやめてしまってから、
焼肉行ってなかったんですけど、
ある日、会社帰りに配られたティッシュが幸せを読んでくれました。

ティッシュは「北海道ホルモン食堂」1/22オープンと書かれてました。
あれ? 知らない。
ランチもやってるようなので2月の下旬に一人で行ってみました。

ホルモン食堂入ってみるとそれぞれテーブルが仕切られていて、隣がみえないようになっているのがいいですね。
そしてメニューが多い。
「ホルモン」というのでまずホルモン定食を頼んでみました。
すると「七輪で焼いて頂くのですが」と店員さんがご忠告(?)というかご確認してくださる。
そりゃ大喜びです。
一人でもw

これ、全部七輪で焼いて食べるランチです♪


ホルモン食堂久々〜
焼くのってやっぱ楽しいですねー
ホルモンはタレにつけられていて、
網に置くと10秒ほどで美味そうな脂がしたたり
ファイヤーしますが、氷の準備も万全なので、
ほどよい焼きごこちを楽しめます。
お一人様でもこんなちゃんと炭たっぷり入れてくれて、有難いですね。
しかもランチはご飯とスープとサラダともやしナムルも付いてるうえに、コーヒーまでついてくる。
なんていい店だ、週一で来ちゃうぞ♪



帰りにランチ割引券をくれたので翌日、
同僚2人連れてきちゃうw
ロース&カルビにしてみました。
あらこんなに枚数あるのに980円?
ロースがめっちゃ美味かった。
連れてきた二人も絶えず美味い美味いと繰り返し、いい店ができたことを喜んでおりました。
ホルモン食堂

食べログには未だのってないみたいですね。。。
飲み放題食べ放題もあるらしいので、今度は夜も行ってみたいです。



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